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Redificのロゴができるまで

最近、会社の作業机の裏のところにアリの巣ができたらしく、困っております仲松です。
どうもこんばんは。

先日弊社の新サービス・Redificの正式なロゴが決定したのですが、
そのデザインを担当しました私から、ロゴができるまでの過程を紹介させていただきます!

1.ヒヤリング

manga

まずはヒヤリングです。なんでもまず話を聞かないと始まりません。
このとき、質問をしながら依頼主(この場合は社内の営業メンバーですが)の頭のなかにあるイメージを
引き出さなければなりません。

O西さんはこのとき明確なビジョンが頭のなかにありました。
「ターミネーター」のようなかっこいい映画のようなロゴをご所望だったのです。
対して、S門さんはひとしきり電話でRedificの事業コンセプトをお話くださったあと、
「”質はそのままに、サイトのデータ容量を軽くする”というRedificの事業コンセプトをうまく表現してください」というミッションを私に与えました。

悩みに悩みましたが、デザイナーというお仕事は、
「人々の思考や目的を視覚的に具現化すること」だと思っているので、
とりあえず、ひたすら思いついた分だけ手を動かすことにしました。

2.アイディア出し

logo01

第1弾は、大きく分けて4種類のパターンを作成しました。
これを題材に営業チームでイメージを固めてほしかったのです。
「選ばれなかった方の作業時間は無駄じゃないの?」という意見もあるかもしれませんが、なるべく多くの選択肢のなかから納得いくものを選んでほしいというのが私の考えです。

映画風」はO西さんの要望を形にしたもの。
企業風」は一般的な企業のロゴ風に作成したもの。
モダン」は最近流行りのシンプルベースなデザイン。
①のハサミをモチーフにしたデザインが一番人気でした。
(※容量を削減=カット、ということでハサミです。)
モダン+アイコン」は文字とアイコンがセットになっているロゴ。
②の「R」と「F」の間のラインがジッパー風になっていました。
(※容量を圧縮=ジッパーという発想です。)

 

3.模索

第1弾を提出した結果、営業チームからは
「アイコンになる抽象的なロゴと、テキストが横にならんだものがいい」
という新たなミッションがやってきました。
①のロゴが一番人気だったのですが、「ハサミのイメージが凶器にもなるのでよくない」ということから、
上記の提案に落ち着いたようです。
そこで提案したのがこちら。

logo02
グレイのラインから上が私の提案、ラインから下がボランティアでロゴのイメージを描いてくれた新垣さんの案を私がillustratorにおこしたものです。
結果、③のぞうさんのロゴが選ばれることとなりました。
ちょっと見えにくいですが、ぞうさんが四角い箱を足で踏み潰そうとしている図なのです。
こちらはまさにデータ容量を圧縮しようとしているぞうさん、というイメージなのです。
ぞうさんの絵柄自体は具体的で、営業チームからの要望にあった「抽象的な」という言葉とはかけ離れているのですが、「Redificのキャラクターになるかもしれない」という軽い提案のつもりで作成したぞうさんが営業チームの心をとらえたようです。
このように、「依頼主本人たちも気づいていないニーズを発見させることができる」というのもデザイナーとして喜びを感じる瞬間でもあります。

4.最終決定

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ぞうさんロゴの採用が決まったものの、私はぞうさんの造形自体にはイマイチ納得していませんでした。
思い悩んでいると、新垣さんがボランティアで提案してくれた案のなかに紙が折り畳まれている様子を表現したロゴ(④)があるのが目につき、「これだ!」とアイディアを採用させていただきました。
新垣さん、ありがとう!!!

そして決定したのが、上図の「折紙ぞうさん」なのです(  ‘ ∀ ‘)ノ

 

「折り紙でできていて軽いけど、見た目は重量感あるぞうさんのままですよ」

 

つまり、

「見た目はそのままに、データ容量を軽くする」というRedificのコンセプトそのものなのです!

 

折り紙ぞうさんを作成し終えた瞬間、「もうこれしかない!」と思いました。
デザイナーやって5年ほど経っていますが、これほど腑に落ちたデザインは初めてで感激しました!(自画自賛)
このように、仲間どうしでアイディアを出し合って、よりよいものに近づいていくという過程も、ものづくりのお仕事の醍醐味といえると思います。

 

ロゴデザイン作成の過程ですが、「こんなふうに決めるんだなー」と参考程度にして頂けると幸いです。
今回のRedificのロゴデザインは、デザイナーとしてのやりがいを非常に感じる案件でございました。
そんなRedificを、みなさま今後ともよろしくお願いいたします!!

 

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