International CESフォトレポート(その2) (1月16日更新)
2011年1月12日 水曜日 | その他
みなさまこんにちは、シリコンバレー赴任中の安田です。
さて、私は先週「International CES」を見るためラスベガスに滞在しておりました。先日のCESフォトレポート前編に引き続き、今日はフォトレポート後編をお届けしたいと思います。
眠い目をこすりながら朝9時からフォードの社長によるキーノートスピーチに出席。新型電気自動車の発表がありました。デトロイトでのモーターショーよりも先にCESで発表するという気合いの入れよう。これからはクルマも家電の域に。。
充電器具は米国最大手の家電量販店「Best Buy」で販売するそうです。
コレです。240Vの急速充電で3時間でチャージできるとのこと。また、このクルマの発売にあたりフォード社は全米の数多くのエネルギー関連企業とパートナーシップを結んでおり、来たる電気自動車社会にちゃくちゃくと備えを進めているように感じました。日本のクルマメーカーもこのようなパートナーシップは組んでいるのでしょうか?ちょっと不安になりました。
キーノートスピーチが終わり、展示会場へ。いま一度LGのスマートTVの図。しかしなぜ日本メーカーはスマートTVを一切出展してなかったのでしょうか。。ちょっと謎です。
東芝の「メガネがなくても3Dで見える」というテレビの視聴コーナー。すごい列で20分くらい待ちました。実際に見てみた感想ですが、見る位置がしっかりチューニングされていないとうまく3Dで見えないため、テレビの前の「ある特定の位置でじっとして」見ることになります。ソファに寝っ転がってだらだら見る、とかは難しいでしょうね。あと、3Dの感じもまだこれから、という印象を受けました。なおノートパソコンバージョンもあったのですが、こちらのほうが現実味はあるような気がします(見る位置はテレビよりも固定的になると思われるため)。
ソニーのブース。幅20メートルくらいありそうな超巨大スクリーンに3D映像を流していました。これはかなりインパクト大でした。。
ソニーのブースにあったGoogle TV。触ってみましたが、正直このリモコンはめちゃツカイヅライ。。このユーザーインターフェースでは一般消費者にはちょっとキビシイと思いますが。。
IntelのMeeGoコーナーへ。Meegoに関する詳細はこちらをご覧下さい。
MeeGoが動いているWeTabというタブレット端末。ちょっと挙動が怪しかったです(笑)。。MeeGoもこれからといったところかな?
同じくIntelのブースにあった、ノートPCとタブレットが合体したDELLのマシン。こんな感じでディスプレイが裏返しになってタブレットになります。重さもそんなに重いわけでなく、完成度は悪くないと思いました。
ワイヤレス系が集まる南館へ。
入り口すぐ横でCNETがスタジオを構えて放送収録していました。
同じくCNETの特設メディアセンター。10人以上の人がカンヅメになって仕事をしていました。
中国?台湾?のハードウェアメーカー。大小さまざまなタブレットデバイスがズラリ。
こちらも別のメーカーのタブレット。
こちらもまた別のメーカーのタブレット製品群。もうおなかいっぱいです。。で、うっかりAndroid3.0を探すのを忘れるという大ポカを。。
MARVELLという会社の100ドルPC。カワイイ。欲し〜。でも一般販売はしてないそうです。
BlackBerryのRIM社のブース。
うわさのタブレット「PlayBook」です。ちょっと小さめですが、動きはキビキビしていて操作感にストレスはまったくありませんでした。
NVIDIA社の記念写真コーナー。ただの記念写真ではありません。3D写真になって近くの大きなモニターに表示されるようになっています。
こちらが大トリ、Motorola社のATRIX。一見ただのスマートフォンですが、、
ドッキングするの図その1。
ドッキングするの図その2。
つまり、デュアルコアの強力なCPUを積んだスマートフォンが母艦になり、いろいろな筐体とドッキングすることでノートPCになったりデスクトップPCになったりするんですね。また、CITRIXというクラウドバーチャルOSサービス(?)を利用してWindowsも動いていました。ハードウェア、ソフトウェアの完成度も相当高かったです。これはいいんじゃないかな〜。
というわけで今回の収穫はATRIXを生で見られたことに尽きますかね。。
あとですね、今さらかもしれませんが、やっぱりソニーは凄いなと思いました。。日本の企業が海外であれだけの巨大なブースを構えて、そこに満員のお客さんを集められるようになるまでには大変な苦労もあったのではと、いろいろ思いを巡らしてみたりした次第です。
※追伸:オマケ画像
ホテルの部屋からの眺め。金色のホテルと、手前の建設中のビルと、雲ひとつない空にそびえる荒っぽい山がラスベガスを象徴している感じですね。