本当の強さとは。
2013年8月8日 木曜日 | 今週のひとこと
こんにちは、
最近、「人類最強はだれだ」という世間話をしていて
アントン・ヘーシンクというすばらしい柔道家に出会いました、ビジネスイノベーション部、徳嶺です(○・ω・)ノ
アントン・ヘーシングは日本最強だった1960年代の柔道界で
日本人をはじめて打ち破ったオランダの柔道家です。
誰もが日本人選手の金メダルを信じて疑わなかった東京オリンピック。ヘーシングは、神永昭夫を下し見事金メダルを獲得しました。ヘーシングが、袈裟固一本を決めた瞬間、日本はゆれたのです。
会場が異様な静寂に包まれる中、ヘーシングの勝利に歓喜したオランダ人スタッフは、土足で畳にあがろうとしました。しかしヘーシングは、それを手で制止して畳にあげさせませんでした。ヘーシングは、まさに「礼にはじまり礼に終わる」という柔道の精神を持った、真の柔道家であったのです。
この行動からヘーシングは注目をあび、日本人はもちろん世界中から尊敬される存在となりました。
ということで、今週の一言は、柔道の本質ともいえるこの言葉です。
自他共栄、精力善用
〜嘉納治五郎〜
柔の父、嘉納治五郎先生のお言葉です。
自他共栄とは、相手に対し敬い、感謝することで、信頼し合い、助け合う心を育み、自分だけでなく他人と共に栄えある世の中にしようという意味。そして、精力善用とは、心身の持つすべての力を最大限に生かして、社会のために善い方向に用いるという柔道の精神を表しています。
柔道未経験な私ですがこの言葉はぐっときます。柔道は、オリンピックや世界柔道など大きな大会でないと、なかなか接点のない競技ですが日本ならではの精神論が息づいたスポーツなのだと改めて感じました。
心も体ももっともっと強くなりたいと思う今日このごろ。この言葉を胸に、今日もがんばってまいります!