おっきくなったね!リズムトレーニングアプリ「BeatMaster Professional Edition」満5歳を祝して開発秘話など
2014年2月28日 金曜日 | BeatMaster アプリ
こんにちは、安田です。今日で2月も終わりますねー。
さて、「プロの方法でリズム感をスパルタトレーニング」のコピーでおなじみ弊社製iOSアプリ「BeatMaster Professional Edition」ですが、実はこの2月をもちまして満5歳を迎えました。(^^)//””””””パチパチ(^_-)-☆
開発した頃のことを時系列で振り返ってみますと、
2008年7月:日本でiPhone発売開始。
2008年8月:安田が社内でBeatMasterの企画をプレゼン、その場で開発決定。
2008年9月:神エンジニアK氏とふたりで開発スタート。
2009年2月:晴れてBeatMaster Professional EditionがApp Storeに登場。
今だから話せますが、当時はいっろいろ大変で我ながらカナリがんばりましたです。。何をと申しますと、まず、iPhone自体が登場したばかりだったので、iPhoneアプリの開発やiTunesConnectでの申請に関するノウハウがWebでなっかなか探せなくて、、
情報を見つけても日本語は非常に少なく、英語のサイトを見ながら試行錯誤していたのを思い出します。なので、神エンジニアK氏も、何度も作っては壊し、作っては壊しながらの模索が続きました。そもそもメトロノームのような、限界まで誤差なく正確にパルスを出すというプログラムが実は結構難しいということがあとから分かり、、また、SDKの中にメトロノームのサンプルコードがあったのですが精度に問題があり、ゼロから独自のメトロノームエンジンを開発せざるを得ませんでした。
加えて、当時はアメリカの税務署?のようなところに登録手続きをして登録番号をもらわないとiTunesConnectでアプリを申請できないらしい、という話があり(それが本当だったのかどうなのか今でも真偽は定かではないのですが)、会社としてやる以上いい加減なことはできないよね、と直接そのアメリカの税務署みたいなところに電話をして、慣れない英語でなんとか手続きを終えた、ということもありました。
で、開発も後半になると神エンジニアK氏の家に泊まり込みでテスト/デバッグを繰り返しておりました。そのまま朝になって、K氏のお子さんといっしょに朝ご飯を食べる機会もどんどん増え、、私がいない朝ご飯の時にはK氏のお子さんが「あのおじちゃんはどこ?」と言っていたそうです。。
そうして完成したBeatMaster Professional Edition、幸いなことに発売と同時にITmediaさんをはじめとする多数のメディアさんでご紹介頂きまして、すぐにApp Storeの有料アプリランキングで2位まで行き、琉球新報さんにも取り上げていただきました。
↑↑↑クリックすると当時の記事を読むことができます。ちなみにこの記事の写真で私が手にしているのは第一世代のiPod touchです。(このiPod touch、いまでも私のカバンの中で現役です)
その後わたしたちは世界ランキング機能を付けたり、リズムパターンを増やしたり、無料版を出したりしながら順調にダウンロード数を増やし、現在に至っております。わたしがアメリカに行き始めたのもこのBeatMaster Professional Editionのヒットがきっかけです。また、驚いているのが、BeatMasterのWebサイトへのアクセスが今も継続して非常に多いこと。。具体的には言えませんが、社内でも有数のページビューを誇っています。
ちなみに以下は初代BeatMasterウェブサイトです。シンプル〜。
現在のBeatMasterサイトはこちら。五線譜やタブ譜の無料ダウンロードもあり、ずいぶんにぎやかになりました。
BeatMasterシリーズを出してみて感じたこと、それは「リズム感が良くなりたい」「リズム感をトレーニングしたい」という欲求は、年齢や性別、世代を超える、極めて普遍的なものなのではないか?ということです。5年経ってもいっこうにダウンロード数が減らないどころか逆に増えている状況を見ますとそう感じずにはおれません。
また、この「リズム感が良くなりたい」「リズム感をトレーニングしたい」という気持ちは、今から20年以上前、私がプロミュージシャンを目指すひとりの学生だった頃に持っていた、そしてもちろん今も強く持っている欲求そのものですので、今後もiOSアプリBeatMasterシリーズやBeatMasterのWebサイトを通じて、志を同じくする皆さんとともに、もっともっと上を目指していきたいと思っています。
今後ともiOSアプリ「BeatMaster Professional Edition」「BeatMaster Free Edition」をどうぞよろしくお願いいたします。
〜おまけコーナー〜
オキちゃんショーを観ながらのBeatMasterプレイ@沖縄美ら海水族館