キントソン(kintone x hackathon = kintothon)開催レポート♪
2014年6月17日 火曜日 | 研修・勉強会
みなさんこんにちは。よく間違われますが、生まれも育ちもうちなーんちゅの村濱です。6/6(金) – 6/8(日)にかけて、キントソンという開発合宿(ハッカソン)を行いました。今回は特別なハッカソンになりました!
キントソンとは
レキサスでは、3ヶ月に1回くらいのペースで社内ハッカソンを行っています。そもそもハッカソン(Hackathon)とはhack + marathonを組み合わせた造語で、何人かであつまり集中して開発を行うことを指します。今回はkintoneというクラウドサービス縛り、ということにし、キントソン(kintone + hackathon = kintothon)と名づけました。
kintoneとは
kintoneはグループウェア国内シェアNo.1の実績を誇るサイボウズ株式会社が展開しているクラウドサービスです。表計算ソフトや紙・メールで行われていたデータ共有、ワークフローの受け渡し、業務上のやり取りをクラウド上で実現できます。アプリケーションを簡単に作れ、さらに、Javascript/CSSで超柔軟にカスタマイズできます。
また、レキサスはサイボウズ社とパートナー契約を結んでおり、kintoneに関して一緒に事業を展開しています。そして、村濱自身もkintoneのエバンジェリストデベロッパーとしてkintoneの啓蒙活動を行っております^^。
キントソンの目的
レキサスではまだ紙やExcelで管理しているような社内業務がいくつかあります。それらをWebで…といっても一つのパッケージソフトに収めることはなかなかできませんし、なにより時間と手間もかかります。みんな業務で忙しいですし、一体だれがやるのか…というのもあります(笑) そこで、業務を離れ、三日間集中してみんなでkintone上に社内業務用アプリを開発しよう、というのがこのキントソンの目的です。
サイボウズさんに、kintoneで開発合宿やりますので、kintoneについていろいろ教えて欲しい、とお願いしたところ、なんとサイボウズさんもキントソンに参加していただけることになりました。なんと、サイボウズさんだけでなく、レキサスと同様サイボウズさんとパートナーであるアプレッソさん、ジョイゾーさん、ニシム電子工業さんも参戦していただきました!!
沖縄、海の近くという素晴らしい環境
場所は北谷にあるサニーズステイというコンドミニアムを借りました。海の近く、立地も宜野湾周辺でアクセスが良いという素晴らしい場所です。さらにベランダにはジャグジー笑。私も試しに入ってみましたが、まるで貴族。すぐ近くには浜辺!沖縄の自然ですぐにリフレッシュできるって、いいですね。
キントソン開始!
一日目
初日は概要説明、チームビルディング、自己紹介、そして親睦を深めるためにお酒も用意しました。楽しく話し合いながらアイディアをまとめることができます。こういうのは業務を離れてやることの醍醐味ですね。創造性が掻き立てられます!!
二日目
一日目でまとめたアイディアを、モノにするためHack! Hack! kintoneのアプリ制作ノウ・ハウをサイボウズさんからたくさん教えてもらいました!
民謡、沖縄料理
二日目の夕ごはんは沖縄料理を用意しました。そして、弊社のゆうみ氏に三線を弾いてもらい、沖縄感を演出(笑)
そのあと、成果発表に向けた追い込みでみんな遅くまで頑張っていました!!
三日目(最終日)
成果発表の前に腹ごしらえということで、ピザパーティーですw
成果発表!!
いよいよ、成果発表です!当初予定していたものは着々と出来上がっていました。旅費精算や人事関連データの整理など、数多くの社内業務改善を図ることができました。それだけでなく、他にも色々なものがありました。いくつか紹介します。
旅費精算アプリ(自動料金計算機能付き)
レキサスでは東京へ出張することも多いのですが、旅費精算はまだExcel管理という悲しい実情があります。。そこをkintone上へリプレイスすることで、ブラウザから旅費精算申請ができるようになりました。さらに!駅名をいれると自動で金額も計算される機能付き!!素晴らしい。
オープンデータを利用した労働力、移民受け入れについて考えさせられるアプリ
もはや、全然業務改善関係ないんですが、オープンデータを利用し、弊社の変態エンジニア熊澤氏がやってくれました!
出生率などのオープンデータとkintoneのグラフ化機能を駆使し、労働力がどれだけ足りてないかを啓蒙するアプリです(笑) 労働の需要に対し全く出生率が足りない日本の暗い現状がよーくわかりました(;´∀`)
Raspberry Piと連携したM2M2kintoneアプリ
ニシム電子工業の山下さんが作成したアプリで、静止画や温度などをRaspberry Piという小さなコンピュータで取得し、それをインターネットを経由してkintone上にデータを流すというアプリです。これを利用すればM2M(Machine to Machine:機器間の相互通信)をkintone管理するM2M2kintoneな製品がつくれます!!
kintone初!?ゲームアプリ!
どうみても某有名ボードゲームですね…。kintoneはビジネス向けアプリケーションですが、カスタマイズが非常に柔軟なので、このようなこともやってのけれます!! 恐らくkintone史上初のゲームアプリではないでしょうかw
弊社デザイナー山口とサイボウズの門屋さんがタッグで作りました!!
その他、ここでは紹介できないくらいボリュームのものが…!今後どんどん社内/社外へ展開していきます!!
これから
おかげ様で大規模なハッカソンを開催することができまして、僕自身も集中して開発することができたし、色んな出会いや刺激があり楽しかったです。これまでのEnterpriseなITでは出せなかった、俊敏性・柔軟性・顧客主義といったレキサスらしさを様々なクラウドインテグレーションで提供することができるようになってきているのを実感しています。特に今回扱ったkintoneは、誰でも簡単に、スピーディーに社内業務改善が図れるのが強みですね。お客様の抱えている問題を解決するのはもちろんですが、一エンジニアとして、身近な課題を解決し、社内のみんなに喜んでもらえる仕組みを作ることができるのは嬉しい限りです。
お疲れ様でした!みんなで集合写真。
サイボウズ天野さんにも開発を手伝っていただきましたm(_ _)m
キントソン開催のご協力をしていただいたサイボウズ佐藤さんと。
ご参加、ご協力してくださったみなさまありがとうございました!
クラウド・DevOpsといえば…
身体がでかいので遠めでも背後霊のようにしっかり写ってますが、、彼はレキブロの編集長でもあるレキサス事業推進部マネージャーの常盤木です。レキサス入社前よりクラウドの魅力に取り憑かれ、レキサスでもクラウドインテグレーションを推進している一人です。この記事でも取り上げてるように、なぜレキサスはkintoneに力を入れてるのか。その他AWSやクラウドの技術を使って何を狙っているのか。近日、レキブロにて彼に語ってもらうことにします。乞うご期待!