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レキサスブログ

2006年末 非常に印象に残った経験

携帯コンテンツ変換ソリューションPureAXIS担当の名嘉真です。

今回は、昨年末に海外で起こったある天災にまつわるお話を書かせ
て頂こうと思います。

2006年12月26日21時26分頃、台湾南西沖で発生した地震の影響により、
アジア向けの複数の海底ケーブルに障害が発生しました。
そしてその翌日の12月27日の午後、日頃PureAXISをお使い頂い
ているあるお客様から、1本のお電話を頂きました。

「台湾地震の影響で我が社の業務に支障が出ている。レキサスiDC
に急遽1台、サーバを置かせて欲しい。。」

お客様から詳しくお話を伺うと、台湾沖地震の影響で海底ケーブル
が遮断されたことにより、台湾との通信ができない状態になってい
るとのことでした。

一刻も早い対応が必要とされ、早速お客様と弊社のエンジニア間で
ヒアリングおよび状況確認を行いました。

結果、2時間以内に「レキサスiDC」にサーバーを設置、
運用を開始することとなり、これまでお客様が台湾に置いていたサーバの代替機を、
沖縄で我々が運用する「レキサスiDC」に設置することで緊急事態を抜け出しました。

その後ニュース等から得た情報によると、台湾付近の海底はいわゆる
「ネットワーク銀座」という状態であり、また、今回海底ケーブルに
不具合が生じたことによる影響は金融機関、国際電話、テレビ番組の放送等々、
幅広い分野・業界に影響していたことが分かりました。

今回の事象がきっかけで、たった1本とはいえ、海底ケーブルが切
れた時の影響範囲と損害額は図りしれないということを実感しまし
た。また、台湾よりも地震が少なく、過去78年間のあいだ大きな地
震が起こっていない沖縄とはいえ、これを機に危機管理対策をさら
に意識的に行うことで、よりクオリティの高いiDCファシリティを
提供できる体制が整うのではないか? またさらに、それを効果的
に国内外にアピールすることにより、新たなネットワークの主要ポ
イントとして沖縄のデータセンターは活躍していけるのではないか?
と、今回の経験をきっかけに改めて感じたのでした。

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