東京とニューヨークで開催の「フェルメール 光の王国展」にレキサスがARを提供、 3次元CGによる新たな検証手法でフェルメール作品の謎を解き明かします
2015年2月19日 木曜日 | BIZ & TECH
全国のフェルメールファンのみなさまこんにちは、コーポレートデザイン部の安田です。
現在、東京は日本橋で「福岡伸一のフェルメール 光の王国展2015」という絵画展が開催されているのですが、実はこちらの会場内で私たちレキサスによる渾身のARプログラムをご覧頂くことができます。
「福岡伸一のフェルメール 光の王国展2015」について
分子生物学者にしてフェルメール研究家である福岡伸一氏の監修した本企画展では、「リ・クリエイト」というデジタル技術を駆使してフェルメール作品を当時の色彩で蘇らせるというプロジェクトの集大成となっています。
また本展示会では、世界中に点在し、あるいは行方が分からなくなっているフェルメールの絵画にリ・クリエイトを施し、フェルメールが制作した全37作品の軌跡をたどることができる展示会としても他に類を見ない内容となっています。フェルメールの生涯や当時の様子、また、物理学者との意外な関係などを、作品の軌跡とともに鑑賞して頂くことができます。
レキサスが提供しているARプログラムについて
350年前にフェルメール自身が試みた絵画への科学的なアプローチを踏まえ、現在の技術であるARや3Dコンピュータグラフィックスを大胆に活用することで、フェルメールの当時の作品創作手法を分析・検証したり、作品が創作された瞬間を追体験することができるのでないかと考えました。今回の企画展では、お客さまご自身がお持ちのスマートフォンやタブレットで、フェルメール作品に秘められた謎を解く体験を存分にお楽しみいただけます。
今回の展示会でAR化されたフェルメール作品は下記のとおりです。
「合奏」
緻密な絵画を描くためにフェルメールが利用したとされている「カメラオブスクーラ」。当時の科学的なアプローチを科学的に検証し、3Dコンピュータグラフィックスで体感できるARを制作しました。
「信仰の寓意」
作品の中に描かれているガラス玉に注目、その光の写り込みをヒントに、描かれていない空間を3Dのコンピュータグラフィックスに書き起こしました。誰も見たことがないフェルメールの創作現場を体感することができます。
「真珠の耳飾りの少女」
スマートフォンを使って、現在残されているオリジナル版とリ・クリエイト版とをじっくり見比べることができます。リ・クリエイトで鮮やかに蘇った作品を通じて、フェルメールが描いた当時の色彩をお楽しみください。
「赤い帽子の女」
「真珠の耳飾りの少女」と「赤い帽子の女」という、類似性が指摘されているこれら2つの作品をARを使って重ね合わせ、お客さまの目で比較することができます。
「フェルメール 光の王国展」開催予定
「福岡伸一のフェルメール 光の王国展2015」は現在以下の場所・期間での開催が予定されています。お立ち寄りの際はぜひARもあわせてお楽しみください。
1)日本国内での予定
タイトル:「フェルメール 光の王国展 2015」
開催期間:2015年1月5日〜2015年3月10日(ARは2015年2月13日より)
開催場所:東京都日本橋室町3-2-15 日本橋室町センタービル
URL:http://www.re-create.gallery/vermeer2015/
2)海外での予定(ニューヨーク)
タイトル:「RE-CREATE NYC 2015」
開催期間:2015年2月24日〜2015年3月21日
開催場所:「Openhouse Gallery」 201 Mulberry Street, Soho, New York City
URL:http://re-createnyc2015.splashthat.com/