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レキサスブログ

アプリケーションのインストールを楽に!(Homebrew, Homebrew Caskの紹介)

ことのおこり

最近めっきり寒くなりました。安慶名@朝つらい新入社員です。

私事ですが、先月、凄まじく思い切って新品のMacBook Pro(約20万円)を購入しました。(購入手続きをしている間は手が震えました)

今回の記事では、その新品のMacBook Proに、プログラマらしく黒い画面※図1から、アプリケーションを、コマンドを使ってインストールしようと思います。

黒い画面

図1: 映画などで凄腕のプログラマが「なにやら電子的にとスゲーこと」をする際に使用する画面。文字の色を緑にし、1と0を適当に打つだけで非常にそれっぽい。

黒い画面からアプリケーションをインストールするには

使用するのは以下の2つの神器です

Homebrew
Homebrew Cask

Homebrewは Mac上で動作し、Macへ簡単にソフトウェアのインストールやアップデートを行えるパッケージ(ソフトウェアに関係するファイル一式をまとめたもの)管理システムで、Homebrew Cask はHomebrewをcascade(拡張)し、「Google Chrome」のようなGUIアプリケーションまでもパッケージ管理できるようにしたものです。

これら2つをインストールするだけで、黒い画面上だけでアプリケーションがインストールできるので、ブラウザから一々アプリケーションをダウンロードし、インストールせずにすみます。

人類の偉大なる進歩です。これを使わない手はありませんね!

Homebrewをインストールする前に

「Homebrew」と「Homebrew Cask」をインストールする前に「Xcode」というアプリケーションをインストールします。XcodeはiPhoneやiPad、Apple WatchなどのAppleの製品上で動くアプリケーションを作成するための統合開発環境です。XcodeをインストールしていないとHomebrewのインストール時にエラーが出てしまうので、素直にインストールしましょう。

Xcodeは、App Storeというアプリケーションからインストール※しましょう。インストール完了まで時間がかかるので、気長に待ちます。

 

※Xcodeのインストール手順
1. Mac画面下部のDockに乗っているFinderをクリックして開く
2. Finder左のアプリケーションの項目をクリックして開く
3. 中のApp Storeというアプリケーションをダブルクリック
4. App Store画面右上の検索窓にXcodeと入力してEnterキーをクリック
5. 検索結果に表示されたXcodeの「入手」ボタンをクリック

黒い画面を召喚する

前準備は整いました。神器(Homebrew・Homebrew Cask)をインストールするため、いよいよ黒い画面を開きましょう。
なんと、Macには黒い画面が標準アプリとして用意されております。

黒い画面は、アプリケーションフォルダ > ユーティリティ > ターミナル をダブルクリックすることで開くことができます。(図2)

黒い画面("Don't Think. Feel.")

図2: 例の黒い画面 (Don’t think. feel!)

 

これが例の黒い画面です。実は、デフォルトの背景色は白です。心の目で見ましょう。

神器をインストール

Homebrewをインストール

神器その1、 Homebrewを入れます。先ほど立ち上げた黒い画面(以下、ターミナル)に下記のコマンドをコピー&ペーストしてEnterを押してください。

※ インストールの途中、Passwordの入力を求められます。PCに設定しているパスワードを使用しましょう。
※ “Warning: You have not agreed to the Xcode license.” というエラー文が表示された場合は、Xcodeを起動し、出てきたダイアログの”Agree”ボタンを押してライセンスに同意しましょう。

これで、Homebrewはインストールされました。

Homebrew Caskをインストール

続いて神器その2、Homebrew Cask の インストールは下記のコマンドをコピー&ペーストしてEnterです

これで、Homebrew Caskはインストールされました。

続いてHomebrew Caskの設定を行います。
Homebrew Caskでは、デフォルトの設定でインストールしたアプリケーションを、一般的なアプリケーションフォルダ(/Applications)ではなく、ユーザ個人のアプリケーションフォルダ(~/Applications)に設置してしまいます。後者のフォルダに保存されると動かないアプリケーションもあるため、前者のフォルダへ保存するにように設定を変えます。

設定ファイルの編集は、下記のコマンドをコピー&ペーストしてEnterを押してください。

テキストエディタが開いたかと思います。そこに下記文字列を記入し、保存してください。

これで、Homebrew Caskでインストールしたアプリケーションが/Applicationsに保存されます。

神器の使用方法

Homebrew Caskの使い方は非常に簡単です。一般に下記のstep1,2の手順を経てインストールします。

step1: “brew cask search {アプリケーション名}”でHomebrew Caskでアプリケーションがインストールできるのか探す

インストールする前に、Homebrew Cask側がアプリケーションをパッケージ管理されているかを検索し、確認します。
例としてGoogle Chromeがパッケージ管理されているかできるか検索してみましょう。

下記のコマンドをターミナルに下記のコマンドをコピー&ペーストしてEnterを押してください。

すると下記のような結果が出力されます。

Google Chromeのパッケージ(google-chrome)があったので、インストール可能ということがわかりました。

このように、最初に brew cask search {アプリケーション名} を入力して、確認作業を行います。

step2: “brew cask install {パッケージ名}”でアプリケーションをインストール

前の手順でGoogle Chromeのパッケージ名が「google-chrome」であることがわかったので、このパッケージをインストールしてみましょう。

下記のコマンドをターミナルに下記のコマンドをコピー&ペーストしてEnterを押してください。

すると下記のような結果が出力されます。

インストールが終わると、アプリケーションフォルダにGoogle Chromeのアイコンが鎮座しています!
ダブルクリックすれば、ちゃんとGoogle Chromeが起動します。

このように、 brew cask install {パッケージ名}とすることで、アプリケーションのインストールが可能です。
ちなみに{パッケージ名}の部分には連続して書けるので、例えば brew cask install google-chrome firefoxとすると、Google ChromeとFirefoxの2つが順次インストールされます。

“brew cask uninstall {パッケージ名}”でパッケージのアンインストール

アンインストールも簡単で、 brew cask uninstall {パッケージ名} とすればOKです。

下記のコマンドをターミナルに下記のコマンドをコピー&ペーストしてEnterを押してください。

すると下記のような結果が出力されます。

さらばGoogle Chrome…

まとめ

黒画面を活用し、非常に楽にGUIアプリケーションがインストールできました。
黒画面の道も一歩から、皆さんもHomebrew, Homebrew Caskを入れて
黒画面生活をエンジョイしましょう!

(次回は Homebrew Cask を使って インストールしたアプリケーションの紹介をしたいと思います!)

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