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「JANOG38 Meeting in 沖縄」スタッフ参加レポート

はいさーい!! ネットワークエンジニア上原です。
今月初旬の 7/6(水) ~ 7/8(金) JANOG38 Meeting がここ沖縄で開催されました!
こちら でもお知らせしましたが、沖縄での開催は9年ぶり2回目。

 

「これは・・・是非とも盛り上げたい」という思いから、運営スタッフとして本会議に参加してまいりました!
沖縄で開催ということで沖縄に関する議題も多くあり、色々と考えさせられる内容が多々ありました。

基本、秘密主義の私ですが今回の議論を受けてちょっと私の火が付いたこともあり、JANOGの裏側も交えて色々と書きたいと思います。

運営スタッフって?

JANOGのスタッフはボランティアで参加するスタッフによって成り立っており、大きく以下の体制で行われています。

SC:実行委員長(co-Cahirs)
PC:プログラム委員長(co-Cahirs)とプログラム委員(チーム)
ORG:企画編成委員長(co-Chairs)と企画編成委員(チーム)

運営スタッフ詳細についてやスタッフレポートは、同じORGスタッフだった DMM.comラボの あんさん のブログにも詳細があるので是非ご参照ください!
http://tsuchinoko.dmmlabs.com/?p=4126

実際やったこと ~JANOGが開催されるまで~

スタッフが4月に結成されて本番の7月までのまでの間、月1回(6月のみ2回)の計4回のスタッフミーティングがありました。
ミーティング場所は東京ですが、私は拠点が沖縄なので1stミーティング以外は基本WebEXでのリモート参加。
リモートからの参加でコミュニケーションに不安を感じてましたが、基本毎日Slackでやり取りをしていたのでリモートでも全く問題なく、分からないことも Confluence に情報が集約されていて、企業が異なり離れたメンバーでも混乱せずに情報共有がスムーズでした。

 

今回私はORG所属の広報担当。
WEBページの更新や、SNS広報、現地情報発信やランチ企画対応が主に私が関わったものです。
WEBページを新規に作成したり、募集案内・締め切りの更新してTwitterやFacebookでアナウンスしたり、現地周辺情報の情報を収集してWEBやMLで情報発信、DAY2、DAY3に企画されたランチの周知や当日の案内方法などの計画など。

 

みんな本業の合間をみて自分にできることは積極的に手をあげて、対応が難しい場合はお互いにフォローしあう。

JANOGの成功とこのネットワーク業界に貢献しようと情熱を持っている、とても素敵なメンバーでした。
https://www.janog.gr.jp/meeting/janog38/stafflist

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ちょっと息抜き スタッフ裏話

ニックネームで呼び合う

最初のキックオフミーティングからすぐにニックネームでの呼び合い。
それが親密度を上げる秘訣なのでしょうか。初めてなのに居心地がよく、みなさんフレンドリーで話しやすかったです。

ちなみにわたしは「ざーゆ」と呼ばれてました。

このあだ名は本ブログにて社内初公開だと思います。 ご自由にお呼びください。

みんなが集まれば夜は飲み会

意外とみんな飲み会好き。そしてお酒がお強い。

スタッフミーティングの後は当たり前のこと、現地下見の沖縄に集まった日の前夜、本番開催前夜、開催3日間全夜。

JANOGだけじゃなくこの業界人がきっとそうなのでしょう。ノミニケーションから生まれるビジネスも今回うまれる予感です。大事ですね。

シメ ステーキの定着

沖縄にはシメラーメンならずシメステーキがあることを知ってから、飲みの後はシメステーキが案外定着。

実は今の沖縄の若者は食べなくなっちゃいましたけど…これで再燃するかもですね。

女性が多い

この業界には女性が少なく「珍しいね」とよく言われるのですが、今回全くそういう話題がなく普通に過ごしてましたが、振り返ってみてふと思いました。

女性だから・・・と言われない対等にできる環境っていいですよね。

本会議でのスタッフ業務

さて、本会議中は会場設営、ストリーミング配信用のカメラを担当したり、情報発信やランチ企画の対応など行っていました。

DAY3では急遽会場諸注意を担当させて頂いて、JANOGでの初マイクデビューもさせて頂きました。
県内企業からの参加ということで色々とご配慮いただき感謝★”

担当だったランチ企画もDAY2,DAY3ともに大反響でした。
台風の心配もあり、JANOG MLや現地情報MLにも注意喚起のメールをアナウンスしましたが、無事にそれてくれて本当に良かったです!

JANOG38 で最も印象に残ったプログラム

成長へのスパイラル with アジア ~沖縄県のIT戦略~

このプログラムは最初から、とても注目していたプログラムでした。

AOiAは沖縄県のデータセンター関連のサービスの整備、発展および普及を推進する目的として県内の関連事業者で設立されており、弊社もその一社として参画しております。
http://www.lexues.co.jp/press/2605/

沖縄県は観光業に続く産業として情報通信関連産業を推進しており、その一環としてITインフラ整備事業や県外での営業活動を行いIT立県を目指しています。それに貢献するためにAOiAは県との連携して提言など行っている協議会です。
県の直近の取り組みでは、県内のNWインフラ・海底ケーブルの整備・拡張が行われ、海底ケーブルについては今年の4月にASEケーブルの沖縄延伸が完了し、沖縄⇔東京間だけでなく、沖縄⇔香港間、沖縄⇔シンガポール間が直接接続されました。

現行は、沖縄から東京までは詳細には公表できませんが、沖縄から九州までの海底ケーブル、そこから陸上でつながっているバックボーン伝送路を通るという経路でつながっております。それが直接ASEケーブルを利用して東京と接続されたことにより、現行よりもレイテンシーの低い大容量のネットワーク接続が可能となりました。

 

さて、弊社でも近頃このASEケーブルを利用したサービスを色々とご紹介頂いており、エンジニアとしては是非利用してみたい!試したい!のですが、つなげたところでコンテンツを沖縄へ置いていただいてご利用していただく、沖縄を経由してトラフィックを流していただくお客様がいないと、無意味なわけです…
ある程度初期投資が必要ですし、月額費用も発生することになるわけで、利用するコンテンツ業者などの企業を集める、または見込みがないと箱だけ作って…ということになりかねません。
さらに、現状で回線等の問題は解決できる手法が存在していたり代替案があるわけで、何か問題が発生しているというわけではないのです。

 

また切実な事情を申しますと、どうしても価格や海を超える物理的な距離でのデメリットで他県の事業者様に負けてしまい、監視や運用代行、多種なサポートなどの付加価値を付けないと売れないことや、世の中の流れで他社のパブリッククラウドが好調で、(弊社はパブリッククラウドのおまかせパックや移行代行やってます!) iDC事業は伸び悩んでいるというのが現状です。
という背景がありまして、このプログラムでどういう議論されるのか楽しみにしていました。

 

結論から申しますと、とても厳しいご意見が多くありました。ですが、ごもっともな内容だったかと思います。
身内だけで盛り上がっていて期待が膨らんでいましたが、実は外から見るとそうではなかったというような感じですね。これは、ご登壇頂いた協議会の方だけでなく沖縄県や県内のiDC企業全体の課題であり、私にも心に刺さる内容でした。
ですが、見直す良い機会で、とても良いヒントを頂けたと思ってます。

ということで、自社だけでなく沖縄県全体のiDC事業活性化に向けて私も微力ながら貢献していきたいと強く思った、やる気に火のついたプログラムでした。

是非とも成功事例を作りたいですね!作りましょう!!

 

質問の内容で補足を

沖縄県の県民性で “いいかげん” という県民性と運用サービスについてはマッチングするのか、支障はないのかというようなご質問がありました。

たしかに “なんくるないさ~” という言葉や精神が沖縄のイメージとして浸透しているため、そのイメージを悪くすると “いいかげん” という印象も受けるかなとは思っていて、私も懸念したことはあります。

 

私は3年前に沖縄にUターンで戻ってきて、前職では東京で某大手EC事業者のネットワーク構築・運用を行っていた身から補足させて頂きます。

現在の私の運用を行っているチームは沖縄出身でずっと沖縄にいる方が多いのですが、一緒にやっていて感じることは弊社のエンジニアの質は東京とほとんど変わりません。

時間や納期も守ることは当たり前ですし、アウトプットの質に対しても全く問題ないと思っております。

しかしながらそれは当たり前のことで他社と差別化できないため、お客様が困った際はいつでも柔軟に対応するという点で差別化を図っています。

「契約に縛られない対応を行う」

むしろそういう点で “いいかげん” は出ているかもしれません。

 

褒めるつもりはありませんが、弊社のエンジニアは責任感が強く、顧客に寄り添って仕事を行ってしまうので、過剰に(奉仕で)働きすぎるという点がむしろ欠点という人間くさい運用をしたりします。。。

ということで、ご安心ください。

 

 その他のプログラム

技術的な事例発表やディスカッションももちろんあります。

「ヤフーのIP CLOS ネットワーク」のセッションなどスケールの大きさにも感動しましたが、実装方法や構成がとても興味深く勉強になるものばかりでした。

他にも、熊本地震でのネットワーク通信業者の対応やケーブルの被害状況やここでしか聞けない秘話など普段聞けない内容が多くあり刺激的でした。

 

スタッフとして参加したので、見たくても見れないセッションや、ゆっくり聞けないものもあったので現在アーカイブで見直しています。

現在JANOGのプログラムページより一部はアーカイブ公開されてますので、是非みなさん他もチェックしてください!

https://www.janog.gr.jp/meeting/janog38/program

 

さいごに

JANOGには過去に一度参加したことがありましたが、今回スタッフとして運営側の立場で初参加して思ったことは、一般として参加するよりも人脈を広げることができ、また一緒に何かをやり遂げるということで、さらに深い繋がりを形成することができたと思っています。
私はINTEROPにもSTMとして参加してますが、他のイベントやコミュニティでも同じことを感じました。

多くの方と会話し、いろんな視点からの考え方、アドバイス、情報をいただいてとても刺激的な経験が出来たことを嬉しく思いますし、本業と並行は大変なこともありますが、それ以上に得られるものがあり、参加してよかったと心から思っております。

また、これからに繋がる良いご縁もありました!

 

また機会があれば、是非スタッフとして参加したいと思います。

この記事のライター

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