IT frogs研修最終日
2009年12月1日 火曜日 | その他
こんにちは。与儀です。
今年もあと残すところ1ヶ月。
時間の流れを早く感じるも、遅く感じるも、人それぞれだと思いますが、
残りあと1ヶ月、それだけは誰にも変えられませんね。
去る土曜日にIT frogs研修の補助講師として参加してきました。
今回で最終日となるこの研修会にて講演をしてくださった講師の先生は
株式会社オーシーシーの屋比久 友秀 氏です。
テーマは「OSSから見たアジアのIT事情」についてです。
OSS(Open Source Software)とはソフトウェアのソースコードがインターネットなどを通じて無償で公開されていて、誰もが無償で改良・再配布が行えるようなものを意味します。
OSSとアジアがどう結びつくのか・・・
ITと言えばやはり一番に思い浮かべるのがアメリカ・シリコンバレーなどですが、
世界人口のおよそ60%を占め、これから世界の中心となっていくであろうと
予想されている(もはや中心ともいわれる)アジアの各国において、OSSを利用して
国や地域全体を盛り上げていこうという動きがとても活発になっているという
事実があります。
その事例として挙げられていたのが、
■ベトナム(社会主義国)のOSS活用事例
→政府のIT関連部門のサーバ機を100%Linuxで運用することを義務付け
■インド政府がOSSサポート表明
→Firefox、OpenOffice現地語化
などです。
OSSのもつメリットを最大限に生かして利用すれば、
国家を大きく成長させる原動力にもなり得るということです。
そして、OSSの拡がりと可能性を理解して活用することで大きなビジネスチャンスにも
繋がるということを熱く語っていらっしゃいました。
最後に屋比久さんが私達に向けて送ってくれたメッセージは
「沖縄から世界へ」
です。
さまざまな経歴を持ち、世界中を飛び周って活躍していらっしゃる、
屋比久さんの底抜けな明るさの人柄と共に発せられる、前向きで力強いメッセージに、
とても勇気付けられました。
「井の中の蛙(かわず)、大海を知らず」のことわざをモチーフにした
IT frogsの研修会の最後を締めるにふさわしい、とてもすばらしい講演会でした。
その後、これまでおよそ1ヶ月間、計12回に渡って行われてきた研修を振り返っての
成果発表会が研修生達によって行われました。
一人一人の発表を聞いているうちに、こんなにも熱い思いを持った人達が
集まっているという事実に、私も負けていられないと、とても刺激になりました。
また、視野を大きく拡げれば、日本中、世界中にも同様に熱い思いを持った人々が
いるんだということを私は改めて思い、
屋比久さんが講演中に紹介してくださった
「Think Global Act Local」
という言葉の重みを認識することができました。
この日に学んだこと、感じたことを生かすも殺すもすべて自分次第です。
これを肝に銘じて、やっていきます。