聞き手に伝わるプレゼンテーションとは
2011年4月22日 金曜日 | その他
ウィスキー!! ―それは表情筋を和らげる、コミュニケーションの潤滑油。
こんにちは、熊澤です。
先日、二日間もの日時を掛けたあるイベントがレキサスにて開催されました。対象は、入社3~4年目の社員という事で私も参加してきました。それではそのレポートをば。
二日掛けて行われたのはプレゼンテーションスキル研修でした。
とは言っても、私達は毎日行われるレキサス朝会にてスピーチと呼ばれる1分間プレゼンをローテーションで行ってきています。入社してからその数100回超。研修に参加する前には「何を今更」という気持ちを抱えていたのが正直な所でした。
研修は「実践」を重視し、二日間でそれぞれの参加者が10回近くものプレゼンテーションを行いました。
クセを直し、プレゼンの質が飛躍的に向上
みなさんは言葉に詰まった時「えぇ(と)」や「あの、」といった言葉を発していませんか?これらは個人のクセとして身についてしまい、中々抜けないもの。プレゼンテーションスキル研修ではまずはじめに、これらの言葉が自分のプレゼンテーションの中にどれだけ含まれているか、ゲームを通して客観的に認知する事から始まりました。
普段無意識に発してしまう、「えぇ」という言葉、私は人一倍この言葉に頼っており、クセを抜くのはとても骨が折れましたが、それでも、今回の研修の中で意識を研ぎ澄まし、大分して取り去る事が出来たと思います。
クセを取り払った同僚のプレゼンテーションを聞くと、話の内容は同一であるにも関らず、いつもより説得力が増して感じました。
天井眺めても救済者は降臨しない
今回の研修の目標として「プレゼンテーションが好きになる」「苦手意識を克服する」の2点が掲げられていました。でも、人前に立って話すのは何度経験しても恥ずかしいものです。恥じらいの気持ちを抱えると、どうしても相手から視点を逸らし、地面や天井に目線を向けてしまいます。
私は研修が始まった当初は恥ずかしく、発表の時には聞き手から目を逸らしていましたが、その点を指摘されてからは意識して聞き手に目を配ってみました。視線が合うと、 聞き手を仲間に取り込むことができました。自然と緊張も解けていき、話し手と聞き手の間に暖かい関係が生まれました。
聞き手にまわった時、話し手に目線を合わされると否応無く話に聞き入っている私がいました。
加えて、同僚のプレゼンを見ていて感じたのは考えている時や思い出している時はどうしても目線が明後日の方向を向いてしまうという事です。内容を思い出す事に時間を取られない様、話し手に内容を伝えるプレゼンテーションの発表の前には、やはり入念な準備が欠かせません。
これまで朝会スピーチを通して学んだ事と今回の研修の内容とで重なるのはごく僅かな部分でした。研修のその他の内容は日々思い煩っている、言葉にならないプレゼンに関する悩みを解きほぐす大きなヒントとなりました。
また、今回の研修では自分のプレゼンテーションを一度録画し、同僚皆でレビューを行いました。自分を客観視するという意味でとても貴重な経験になりました。
最後に、プレゼンテーションスキルの中枢となるのはプレゼンスだそうです。プレゼンスとは話し手の存在感や信頼性を指します。著名人の発表が神々しく映るのはこのプレゼンスの力ではないでしょうか。プレゼンスは一朝一夕で身につくものではないので、これから日々の努力で養ってまいります。