突撃!!SV戦士インタビュー 〜沖縄のエンジニアがシリコンバレーで見てきたもの〜
2012年9月25日 火曜日 | その他
こんにちは、入社2年目の前田@テクノロジーソリューションチームです。
先日、
6月〜8月のシリコンバレー(SV)勤務を終え、帰ってきたばかりのエンジニア
熊澤と宮里に突撃インタビューをいたしました!!
シリコンバレーの空気をたっぷりと吸い、シリコンバレーの企業文化に触れてきた沖縄の若手エンジニアが
何に気づき、これから若手社員およびS.W.A.T.(入社1年目〜3年目の社員)がレキサスをどうデザインしていくべきなのか、そのヒントを教えてくれました。
それでは、さっそくどうぞ!!!
— シリコンバレーで衝撃,印象的だったことは何ですか?
職の流動性
熊澤:日本と大きく違って印象的だったのが職の流動性ですね。
1年前に仕事が決まったばかりの人でもすでに仕事を探していたり、プロジェクトが終わったら、またフリーランスとしてお仕事をもらうという働き方が多く見られました。
プロジェクトの開発者を探す上では、下請け企業を探すよりも、フリーランスの人を引っ張ってきて参加させるという手法をとっていました。
投資家の存在
宮里: IT系のミートアップ(Meetup)※1やハッカソン※2へ参加してきたのですが、そのようなイベントでも、すぐそばに投資家がいるという環境があり、すごく衝撃的でした。
※1 勉強会、セミナーのような構えたものではなく、時間と場所とテーマを決め、少人数から20~30人くらいまでで、でカフェ等に集まって行われる小規模ミーティング・交流会。
※2 とある開発テーマの技術に興味のあるプログラマーたちが、会議室やソファーがある場所などにノートPC持参で集まり実際に開発を行い、最後に開発したアプリケーションやサービスを参加者全員の前でプレゼンするというイベント。1日から数日に渡るものもある。
マネタイズがサービスを立ち上げるときの要素ではない
熊澤:日本ではサービスを立ち上げる際に、マネタイズというものを重要視していますが、シリコンバレーではマネタイズよりも「ユーザー数」を重要視するパラダイムが存在します。
例えば、パラダイムの事例としては古いのですが、YoutubeがGoogleに買収された時、マネタイズの方法はとっていませんでした。しかし、そこにものすごいユーザー数がいたため買収されました。
現在は徐々にGoogleがYoutubeの動画にCMを入れ始め、マネタイズを開始していますが、マネタイズよりも、まず「ユーザー数」を重要視している点はすごく印象的でした。
— シリコンバレーに行って自分自身変わったと思う事は何ですか?
起業という選択肢
宮里:シリコンバレーではやたらと起業できる環境が整っているので、アメリカンドリームにそそのかされ、起業したくなりますね。
視野が広がった
熊澤:シリコンバレーで実際に働いているエンジニアの方と会って、視野が広がりました。
航空系の制御プログラムやセキュリティ分野に詳しいエンジニアの方々とお会いすることができ、ITの中でも様々な分野があるのだなと思い知らされたのと、年配のエンジニアの方の知識の範囲が広さに驚かされました。
また、セキュリティ分野に詳しい方には、逆アセンブルされても解析されにくいプログラムづくりのエッセンスを教えてもらうことができましたよ。
写真左から宮里、熊澤
— 今後S.W.A.T.や若手社員に伝えていきたい事は何ですか?
宮里:シリコンバレーの企業を訪問してきて、社内の様子が違うなと感じました。オフィスの作りは持ちろん違うのですが、社内文化が違いますね。
熊澤:そうですね、社内のコミュニケーションツールを使って、若手社員が社長にものを言ったりできる環境が整っていましたね。
若手・中堅に限らず、積極的に提案していって、会社をよくしていこうという文化が感じられました。
宮里:シリコンバレーの企業文化をレキサス社内に導入していく上で、ぜひS.W.A.T.がその一翼を担い、若い世代が率先して社内文化を作っていってほしいですね。
熊澤:また、若い人だけでなく、社員みんなで会社をよくしていこうという文化を作ることができれば、シリコンバレーの企業に近づけるのではないかと思います。
そのように積極的に提案していく力をS.W.A.T.のうちで身につけていってほしいです。
私たち若手社員の誰よりも早く現地で勤務を終えられた二人の変化はものすごく、改めて環境を変えるという重要性を感じさせられました。
そんな先輩エンジニアの姿を見て、ワクワクしないわけがありません!!!
さぁ、次に行けるのは誰か!?
そういった事を社員みんなが考えながら、我こそは我こそはと社内での競争文化が出来始めてます。
私もその1人、頑張ります!!