お勧め英語本
2008年7月10日 木曜日 | その他
こんにちは、技術統括部の豊田です。
今日は、先日の安田氏のエントリに便乗して、
私も英語のテキストを紹介したいと思います。
私のお勧め英語本はコレ!
ネイティブスピーカーの単語力〈1〉基本動詞
この本のコンセプトは、「英単語のイメージを身につける」
普通の単語集のように日本語訳を丸暗記するのではなく、
ネイティブ・スピーカーが単語に結び付けているイメージを体に染み込ませることに着目しています。
英語のWebサイトなどを読むと、意味がきわめて特定の事象を指す言葉は、
辞書で引けば簡単に見つかりますが、goとか、makeとか、haveなどの
基本的な英単語は、様々な意味に解釈されるので理解に悩むことが多くあります。
著者曰く、(※本書0章より抜粋)
日本語訳が同じ英単語なんていくらでもある
「見る」と訳される英単語
see, look, watch, stare, gaze, glimpse, glance,
peep, peer, eye, spot
ひとつの単語はいくつもの意味をもつ
「go」の意味
行く・進む・動く・旅する・消え失せる・死ぬ
崩れる・つぶれる・伸びる・働く・振舞う・流布している・・・
「ことばはことばを語るようにはできていない」ので、
言葉のもつイメージ・ニュアンスを感覚としてもつことの重要性を述べています。
本書では、中学で習うような簡単な単語が100語ぐらい紹介されています。
単語自体は簡単で、数も少ないのですが、ひとつひとつの単語がもつイメージを
prototypical image(原型イメージ)として、図で表現し、そこから派生する意味を
丁寧に説明していきます。
例えば、
「そこまで我慢する気はないよ」
この文を英語にしたいと思ったとき、
「go = 行く」と覚えていたら次の文はでてこないですよね。
My patience wont’t go that far.
中学校で、「run = 走る」と習いますが、
She runs 5 miles every morning.
「毎日5マイル走る」
は理解できそうですが、
Who is running tomorrow’s meeting?
「明日のミーティング、誰がしきるの」
は会話の中で瞬時に理解できないかも知れないです。
このように、単語から派生する様々な意味も、
イメージを理解することで、すんなりと頭に入ってくるようになります。
単語のイメージを感覚として感じることができる、
とてもオススメの本です。