こんにちは、安田です。

日本上陸も間近？と言われる音楽ストリーミングサービス「Spotify」ですが、昨晩、沖縄市のミュージックタウン音市場で行われた「Spotify Workshop Party」に参加してきましたので速攻レポートしたいと思います。

プログラムの流れはこんな感じでした。
１．基調講演 : Spotify日本法人代表 ハネスグレー氏 / 野本晶氏
２．Spotifyの申し込みについて : 沖縄音楽出版 崎原氏
３．質疑応答
４．ライブ : シベリアンスカンク、Awich、神谷千尋（演奏順）

まずはスライドをご紹介します。

Spotify Japan代表のハネス グレー氏が自ら会場入りし、Spotifyの特徴やアーティスト、リスナーそれぞれのメリットを説明。

以下、取り急ぎ昨日のメモ書きを転記します。

・Spot+Identify = Spotify　＝　ストリーミングサービス

・大きな特長は以下3つ
１　聞く度に権利者に支払いがある（広告か会員費）。
２．音楽の発見が無限大。
３　待たずにすぐ聴ける。

・瞬時に2,000万曲にアクセス可能。

・ソーシャルなコミュニケーションツールでもある
お薦めプレイリスト機能や、友人にお勧め楽曲をシェアする機能

・ケータイはiOS、Android、Windows Phone、Blackberry、Symbianに対応

・非常にアクティブなユーザー。
・毎月FBに２０億投稿、
・6,000万のプレイリスト（先月作られたものだけで）
・1日あたり100分以上の平均利用時間

・ビジネスモデル＝フリーミアム
有料サービスは
・モバイルから全ての機能にアクセス
・オフライン再生
・音質向上（OGG形式）
・広告無し

・５７カ国で配信中　ヨーロッパ、アメリカ、亜細亜、中南米～

・4,000万人以上のアクティブ会員のうち1,000万以上が有料会員

・50％以上のユーザーが29歳以下。ロストジェネレーションが再び音楽にお金を使ってくれるようになった

・収入の２／３はアーティストに還元されている

・楽曲が聴かれれば聴かれただけアーティストの収入に繋がる

・スウェーデンでは違法ダウンロードを２５％減らすことに成功（2009年と2011年を比較）

・デンマークでは違法ダウンロードしていたユーザーの48％が合法ストリーミングサービスへ移動。

・アーティストにとっては、プレイリストマーケティング、バナー広告、
Spotifyエディトリアルといった販売手法がある。

・アーティストに提供できること
・音楽の発見（アルゴリズムで予測しお薦め）とSpotifyのスタッフによるプレイリスト
・口コミ
・分析

・Spotifyが日本の音楽産業に貢献できる可能性は非常に高い。

■Q&A
・Youtubeとの違い
ユーザー目線：動画を読み込むよりも音楽ファイルのみのほうが素早い
コンテンツ提供者目線：有料会員モデルがあるので広告型のみのyoutubeより収益性が高い

・月に100minの利用が平均だが、その際のデータ通信量は？
1.5GBほど

・日本に既にある既存の月額課金型の音楽配信サービスとの違いは？
OGGというSpotify特有の音源データ形式による高音質での音楽の提供
２０００万曲という圧倒的なアーカイブ数
練られたレコメンド機能ではユーザーの意図しない曲の推薦が少ない

・現在公開されているメールアドレス以外の受付方法は？
今回登録したユーザーのメールアドレス向けに日本での楽曲受付方法など随時案内する

・アーティストに支払われる価格の目安は？
再生ごとに0.4円を保証。またビジネスがうまくいっている地域では、総収入が増えるので1円ほどの単価となっている。(2013年、単年で権利者に500億円を払い出す規模となっている)
また、再生数のカウントは30秒以上の利用でなされる。

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最後に、昨晩発信された重要な情報を。

１）リスナー向け情報
Spotifyの日本向けサービス開始前に、昨日のイベントに参加した人にはSpotifyを先行して利用できる特別アカウントを提供。

２）アーティスト向け情報
Spotifyで配信したい楽曲があれば、８月末までの期間限定で、1000曲を上限として無料で受け付ける。９月以降は1曲100円で受け付け。

その他）日本向けSpotifyサービス開始時期は未定。

ということで、Spotify自体の使用感などは改めてレポートしたいと思います
が、昨日実機で確認した範囲では、ストリーミングされる速度がものすごく速
かったのが印象的でした。曲を選んだ直後、ほとんど待たずに再生が開始されます。

<本件に関するお問い合わせ先>
spotifyokinawa@gmail.com