シアワセ感を増す?発想法
2007年5月30日 水曜日 | その他
こんにちは、ビジネスデザイン部の安田です。
最近、改めて感じたことがあったので投稿します。
私はプライベートで楽器を弾いている関係でいろんなバンドに誘って頂くのですが、
中にはジャンル的に、もしくは楽曲的に全然好みじゃないバンドとかも当然あったり
するんですね。
例えば、いわゆるスタンダードジャズとか。
古くて退屈そうなイメージがあって、自分からは絶対に近づかないだろうなぁ、
みたいな。
さて、そんなバンドに誘われたときにどうするか。
実は20代までは、バンドに誘われたら絶対に断らない、というのをポリシーにしていて、
誘って頂いたら片っ端からお受けしていました。その結果、ひとりでは得難い
大量の経験を積むことができたわけですが、30代になると「嫌いなことを無理して
やってもつまんないし疲れるだけ。好きなことだけやってそれを伸ばした方がいい」
という感じになってきて、もともと自分が好きな音楽だけやろう、って決めたんですね。
嫌いなものは全部お断りする、と。
まぁ、確かにそのほうがラクなんですよね。好きなことだけやってるわけですから。
広がりはないにしても、精神的な苦痛は皆無です。
なのですが、今年の初めあたりからまた昔の考え方に戻り、自分の好き嫌いは横に置いて、
どんな内容でもまずはお受けするようにしています。
正直、嫌いな曲を練習するのって初めはすっごくキッツイんですが、無理して
(もっと云うならひたすら我慢して)繰り返し聴いていると、だんだんその曲が
持つ面白さが見えてきます。そして、今まで嫌いだった曲がだんだん好きに
なってくるという、摩訶不思議な脳内変化が起こったりします。
これって結構すごいことなんじゃないかと。
例えば、人間誰しも、もともと自分が好きなことだけやって一生を送れれば
こんなに幸せなことはないわけですが、世の中そんなにうまくできてなくて、
どんな人でも必ず、やりたくないことをやらなければならない場面というのは
出てきます。
(仕事の場面では特にそうですよね。。)
そんなときは、頭から拒否するのではなくて、まずは受け入れてみる。
というか、もうとにかく無理してでも、我慢してでも、自分に嘘をついてでも
なんでもいいから、まずはその中にどっぷり浸ってみる。
そうすると、もともと嫌いだったそのことが持つ面白さっていうのが
だんだんと見えてくる、なんていうことがあったりします。
そうなればかなりしめたものですね。
こう考えてみると、
「好きなことをやる」
という発想よりも
「やるべきことを好きになる」
という発想のほうが、経験値は上がるわ、まわりから感謝されて評価も上がるわ、
もともと自分が持っていた才能に新たな可能性も加わるわで、
トータルでいい循環がグルグル働いて、結果本人のシアワセ感もかなり増すんじゃないかな、と。
。。。ということを最近のバンド活動で感じた安田でした。