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レキサスブログ

なぜオーガニックコスメのパイオニア「ネイチャーズウェイ」はコーポレートサイトをリニューアルしたのか〜その狙いと背景〜

こんにちは、安田です。

過日、株式会社ネイチャーズウェイさまのコーポレートサイトリニューアルについてこちらのブログでご案内させて頂いたのですが、このたびネイチャーズウェイ社の吉田さまにWeb会議のスタイルでインタビューをさせて頂く機会を頂戴しました。

インタビューでは今回ディレクションやデザイン制作などを担当したレキサスのメンバーも参加し、お客さまと一緒にプロジェクトを振り返るというとても良い機会となりましたので、以下にインタビューの内容をご紹介したいと思います。

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【対談者紹介】
吉田さま:株式会社ネイチャーズウェイ 管理・企画室
     情報システムチーム マネージャー
常盤木:株式会社レキサス エバンジェリスト/事業推進担当
我喜屋;株式会社レキサス デザインチーム UX/UIデザイナー
仲松:株式会社レキサス デザインチーム UX/UIデザイナー
有馬:株式会社レキサス デザインチーム フロントエンジニア
河村:株式会社レキサス 東京オフィス マネージャー
安田:株式会社レキサス コーポレートデザイン部 広報担当

コーポレートサイトリニューアルの背景

■安田
吉田さん、今日はお時間を頂きありがとうございます。さっそくですが、今回御社のコーポレートサイトをリニューアルされた背景、目的について教えて頂けますか?

■吉田
リニューアル前のホームページについては、化粧品を取り扱っている会社であることはお客さまにも伝わるものの、オーガニックコスメを手がけているメーカーとしてはうまく表現できていなかったんです。なので、社内でも「何をしている会社かわかりにくい」という意見もありました。そのような状況でしたので、私以外の社員の中にも、今のコーポレートサイトを変えたいというニーズが潜在的にあったと思います。

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それに、10年くらい前に立ち上げたサイトなので、技術的にも老朽化していました。いまやアクセスの半分くらいがスマートフォンなのに、それに応えた形での表現もされていなかったり。というように、情報提供方法としてはベストとは言えない状況が続いていました。

■常盤木
少し補足させて頂きますと、ネイチャーズウェイさん自身がオーガニックコスメのパイオニア的なメーカーであるにも関わらず、自社農場のことなどが適切に訴求しきれていなかったり、原材料からこだわりを持って高い品質で作っていることなどもきちんと謳われていなかったので、それらをしっかり伝わり共感を得られるサイトにしたかった、というのもありました。

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■吉田
そうですね。私たちはオーガニックコスメのブランドを複数持っていて、その背景にネイチャーズウェイがあるのですが、各ブランドとネイチャーズウェイの関係をしっかりアピールしたかった、というのもありました。

■安田
今回吉田さんはどういう立ち位置だったのでしょうか。

■吉田
完全にプロジェクトマネージャーですね。そして、サイトリニューアルをお願いするならレキサスさんにお願いしたい、と。と言いますのも、その前に常磐木さんと知り合っていていろいろお話をさせてもらっていた背景もあるんですが、レキサスさんなら良いもの作ってくれるのではという予感といいますか、勝算を持ってはいました。

■常盤木
私は当時、レキサスが担当させて頂いた「エリスリーナ西原ヒルズガーデン」などのWebサイトをお見せして、私たちがどういう考え方でお客さまのWebサイト制作運用をお手伝いさせて頂いているかを吉田さんにお伝えしました。

■安田
レキサスをお選び頂く前に、他社さんとの比較はなさいましたか?

■吉田
はい、もちろん比較検討はありました。常盤木さんにはもともとのWeb担当者と一緒にお会いしたのですが、その打ち合わせ後すぐ、今後はレキサスさんにやってもらったほうがいいんじゃないか、という話になりました。作って頂いて終わりではなく、作ったあとにどう効果を出すか、という根本のところでうまくいきそうだという感覚を持つことができました。

■常盤木
単純に見栄えのいいページを作りましょう、ということではなく、私たちがご一緒させて頂く意義、ご一緒させて頂くことでどうシナジーが生まれ、広がっていくのか、ということについて、かなり時間をかけてお話させて頂きました。

リニューアル後の状況

■河村
リニューアルした後はどんな状況でしょうか?

■吉田さま
評判は非常に良くて、社長も絶賛しています。いま私たちは9つのWebサイトを持っているんですが、バックグラウンド側のコーポレートサイトがいちばんカッコ良くなりました(笑)。

■河村
では実際にリニューアルに携わったデザイナーの皆さんに感想を聞いてみたいと思います。

■我喜屋
ネイチャーズウェイさんの社内で評判が良いと聞いて、とても嬉しかったです。正直すごくドキドキしていたので・・・。

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■吉田
実際の効果として、求人エントリーが増えています。働く人たちの姿が見えるように求人の見せ方も変えたのがとても良かったですね。それから、私たちが持っている各ブランドサイトからコーポレートサイトに入ってくるように全部結びつけたこともよかったです。求人への応募は実際に増えています。募集要項をアップした瞬間にエントリーが来ることもあります(笑)。

■レキサス全員
良かった〜!!!

■吉田
あと、Facebookページとの相乗効果も出てきていますね。それから、取引先の方が新しいホームページを見て「どこで作ったんですか? 紹介してください」というケースも出てきています。

それから、この2〜3日の話なんですが、急にページビューが増えていたんですね。調べてみたところ、Web制作の参考になるサイトを紹介している「I/O 3000」で私たちのリニューアルサイトが紹介されていて・・・。

■我喜屋
載ったんですね!

■吉田さま
載ってるんですよ! ちなみにアクセス数はこんな感じです。

■レキサス
すごい上がりかた!!!

■常盤木
実はエリスリーナ西原ヒルズガーデンさんの時もそうだったんです。デザイナーとしては、こういうサイトで紹介されることこそが生きがいだったりしますしね。ありがたいですね・・・。

今後レキサスに期待すること

■安田
今後レキサスに期待することがあれば教えてください。

■吉田
私たちは全部で9つのWebサイトを運営していますので、もっとどんどん他のサイトに展開させていきたいですね。今回のコーポレートサイトがその橋渡しになればと思っています。今回改めてWebの専任部署もできましたし。

期待することとしては、情報システム担当として何か面白いことできないかなと思っています。例えば、見せて頂いてすごいなと思ったんですが、AR(拡張現実)のようなテクノロジーを使った変化球を投げつつ、それによってオーガニックコスメをもっと広めて、自社も成長させていけたらと。ですので、そういったテクノロジートレンドの面白い情報をどんどん提供頂きたいと思っています。

また、今回のリニューアルをきっかけにレキサスさんとのパートナーシップをもっと深めていきたいです。最初にお会いたときにタダモノじゃないなと思いましたし、そもそも私たちの場合、IT担当者の数も限られていて、いろんなかたに協力頂きながらでないと進められませんので・・・。

■河村
今回のリニューアルプロジェクトを進めて行く中で問題はありませんでしたか?

■吉田
Web会議で途切れることが多かったですね(笑)。あと、最初に我喜屋さんたちと東京で顔合わせしたのはとても良かったと思っています。

■常盤木
Web会議の手法として最近よくあるのは、PC側では映像だけを送って、音声はスマホという方法。こちらのほうが安定性が増しますね。初回の顔合わせについては、世の中テクノロジーが進めば進むほど、そのあたりを簡略化しようする企業が増えていますよね。そんな時代だからこそという訳ではないですが、“with Heartful Technology”を標榜しているレキサスでは、まず初めにお客さまと私たちとの世界観をすり合わせたい、という気持ちが強いと思います。

レキサスのデザイナーより

■安田
では、実際に今回のリニューアルに携わったデザイナーに話を聞いてみましょう。

■我喜屋
吉田さんには毎週毎週Web会議に参加して頂いて感謝しています。その中でさまざまなご要望を頂いたわけですが、それらを実際にWebでどう実現するかについてはいろいろ悩みました。例えば「女性らしさ」「しなやかさ」といったキーワードがあったのですが、デザインを起こす前に、それらについて社内で相当な時間をかけて話し合いました。

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■吉田
すごく情熱を持って取り組んで頂いている感じが伝わってきていました。そんな中でも率直な意見を言ったりもしましたが、そのときはすみませんでした(笑)。とても感謝しています!

■常盤木
いえ、言って頂かないと間違った方向に進んでいくので、率直なご意見を頂けてありがたく思っています!

■我喜屋
それから、今回バックエンドでずっとデザインに関わってくれていた仲松を紹介したいと思います。

■仲松
吉田さん初めまして。今回実は私もずっといろいろ動いていまして、基本的には我喜屋、有馬がフロントにいて、私は後ろでひたすら手を動かしていました。例えば、画像補正はすべて私のほうでやらせて頂きました。皆さんそのままでも充分に美しいのにと思いながら(笑)。実はプロジェクトの追い込み時期に、吉田さんとの打ち合わせ中に私がリアルタイムで修正していたこともありました(笑)。すぐその場で確認を頂きたかったので・・・。

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■吉田
なるほど納得がいきました。Web会議をしている最中に仕上がっていることがあったので(笑)。女性が多いぶん、こだわりも多くて、結構いろいろお願いしましたよね。本当にお世話になりました。

■安田
では有馬さんからお願いします。

■有馬
今回力を入れたのは動画や植物のアニメーションの部分ですね。そこではデザインチームだけではなく、レキサスのエンジニアにも意見をもらいながら進めたのですが、社内でもうまく連携が取れて、ご要望にお応えすることができたのが良かったです。あと、私は途中から吉田さんとの週一回のミーティングに参加したのですが、その効果がすごく大きかったと思います。というのは、ミーティングに参加しないで我喜屋から話を聞いて作業するよりも、直接打ち合わせに参加した方が肌感覚として吉田さんの意図をくみ取りやすく、結果デザインもベターなものに仕上げられたので。なので、最初から打ち合わせに参加しておけば良かったなという反省はありますね。

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■我喜屋
今回、有馬にたくさん無理をお願いして、管理画面もしっかり作りました。

■有馬
最初は、我喜屋から話を聞いてもピンとこなくて後回しにした部分もあったのですが、Web会議に参加してみると意味がスーッと自分の中に落ち、結果、先回りしてデザインしたこともありました。なので、顔を合わせて話をすることは大事だなと改めて実感することができ、とても勉強になりました。ありがとうございました。

お客さまの強い想いがあったからこそ

■安田
では最後に、今回ネイチャーズウェイさまとお仕事をさせて頂くキッカケになった常磐木からひとこともらいたいと思います。

■常盤木
どんなに素晴らしい可能性が眠っていたとしても、お客さま側のほうに「変えたい」という“想い”がなければ、私たちは動くことができません。特にコーポレートサイトは会社の文化を伝えるというとても重要な、会社の顔になるページ。ですので、デザイナーがいくらイメージしたところで、私たちと一体になってプロジェクトを進める!という気概がお客さま側にないとゴールに辿り着かないんですよ。今回ご一緒したいと思った一番の理由はそこです。つまり、吉田さん自身が会社を、ネイチャーズウェイを良くしたい、という強い意思、想いを持っていらっしゃったからこそ、私たちがそれを支援することができたのです。今回、吉田さんを初めとする御社の皆さんの輝きに支えられてご一緒できたことを大変嬉しく思っています。

■吉田
私もこのプロジェクトを進めていてとても面白かったです(笑)。また何か次に繋げたいと本気で思っています。つまり、今後どうオーガニックコスメを広めていくかをレキサスさんと一緒に考えていける感じがしています。

■常盤木
ぜひ3年先、5年先を一緒に描いていきましょう!

■河村
では、次はぜひ吉田さんと主要メンバーの皆さんに沖縄に来て頂きましょう(笑)。本日はありがとうございました!

■吉田
こちらこそありがとうございました。これからもよろしくお願いします。

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