東京デザイン研修の旅 vol.1 グッドデザイン賞
2016年11月11日 金曜日 | BIZ & TECH
こんにちは。「PPAP」より「ネオ・サングラス」のほうが好きな仲松です。
このたび、デザインチームの長嶺さんと私・仲松は、
11/1〜3の間、「デザイン研修」という名目で東京内のデザインイベントや展示会に行かせていただきました!
渡航費と宿泊費は会社負担という、社員に優しい研修制度です。ありがとうございます。
GOOD DESIGN EXHIBITION 2016
グッドデザイン賞の対象は多岐にわたっています。
家電や車などの工業製品、建築物、サービスやソフトウェア、地域づくりなどのコミュニケーション、ビジネスモデルや研究開発など、あらゆる物事が対象になっているのです。
グッドデザイン賞そのものですら、デザインの一つだというのです。
人間の思考を通して生み出されたものに、デザインされていないものはないのです。
ちなみに、弊社のクリエイティブ・ディレクターY氏もグッドデザイン賞受賞者だったりします!
手がけた作品はこちらなので要チェックです!
・家庭用小型蓄電池 [CP-S300E / CP-S300W]
・工房 [CAINZ工房]
こちらは会場のようす。
ここからは私の気になった作品を写真とコメントでバババーっと並べていきます。
進む方向が示されている将棋の駒。
駒の動きが覚えられず、最近姪っ子(9歳)に将棋で負けた私にはグッドデザインです。
電子楽譜用端末。紙だとめくるのが面倒。iPadだと1ページずつしか表示されない…。
そんな悩みを解決する、画面も反射せずアナログ感を備えた素敵なプロダクト。
詰め替え用シャンプーって、容器は何度も使いまわすので、若干衛生的に心配じゃありません?
これなら、詰替えパックそのものがおしゃれで、使い終わったら捨てられる「その手があったか!」というデザイン。
「楽器に乗る」という感覚を生み出す電動車椅子。パーカッションと軽量スピーカーが付いているそう。
LINEでの質問に答えるだけで、足りない栄養を診断して最適なお弁当を提案するアプリを使ったお弁当やさんのようです。
ガリガリ君もグッドデザイン賞だったんですね!
「三味三種のパッケージがキャラクターと色で個性的にバリエーション化できている。」のが受賞ポイントだそう。
海洋生物をモチーフにしたお菓子、おっとっとを使った「おっとっトランプ」。
海洋生物の敵(=JOKER)として、主婦や野良猫が入っているのがおもしろいです。
たたくと光って扉を開けなくても中身を確認できる冷蔵庫(左)と、
広告用と思われる、吊るすタイプの巨大バルーン(右)。
LONG LIFE DESIGN EXHIBITION 2016
場所を変えて、こちらはロングライフデザイン賞受賞展@GOOD DESIGN Marunouchi。
「おいしい牛乳」「龍角散」「ポカリスエット」など、長きに渡って愛されているおなじみの商品が多数展示されていました。
「おいしい牛乳」に関しては、デザインされた佐藤卓さんが主催している「デザインの解剖展」を後日見に行き、
制作サイドからの視点も知ることができました。
こちらは知名度の高い作品ばかりなので、訪れた人々が作品(商品)との想い出だったり、
感想だったりを書いたものが展示されていて、心温まる空間となっていました。
パイロット社の「プチ」というサインペンは、46年間ほとんどかたちを変えず愛されている商品とのこと。
プチプラなのにペンをひっかける部分が金属製のため、スーツ姿をかっこよく見せることができるのが人気の秘密らしいです。
ペンの造形そのものは大きく変えることはできないので、そこで差別化することは難しいですが、
人々がペンに求めているものは書き味だけじゃなくて、「スーツ姿がサマになること」でもあったことに対処できたことが、ロングセラーにつながったのです。
仲松も気づきにくいニーズを察知する能力を磨いていって、グッドなデザインを生みだしていきたいものです。
→vol.2に続くかも?