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身近に実践できたUXデザイン うれしさを作るプロジェクトX

Web制作の現場にいると、UXデザインを意識する場面が多いのですが、何もUXデザインはWeb制作(ものづくりの現場)だけではなく、幅広く日々の生活の中でも実践できるものなんだなと実感できる出来事が合ったので紹介したいと思います。

対象ユーザーは、保育園の調理師

私の子供はとある持病をもっており、毎回食事の際にはその食事の炭水化物量を計る必要があり、自宅だと私達親が計ればいいのですが、保育園の給食やおやつの炭水化物量は調理師の方にご協力いただいて算出していただいています。

その算出した炭水化物量を付箋紙に記入していただいているのですが、
1日2回付箋紙に記入していただいているのが申し訳ないなと感じていました。

何が申し訳かというと、記入していただくのはもちろんですが「炭水化物」という文字を毎回書いていただくのが大変なのではと思い、画数にしてみると25角あります。(1日2回あるので50角)
もしかすると調理師の方は大変とも感じていないかもかもしれませんが、なんとなく申し訳なさがありました。
しかも子供が保育園を卒園するまでと考えると、、、。

文字を書かなくていい方法を考えてみた

そこで、どうにか文字を書かなくていい方法を考えてみました。
そもそも「炭水化物」という文字を書かなくてもいいのでは、「炭」という文字だけにしてみてはという考えもあるかもしれませんが、それとは別で考えたのが、消しゴムはんこで「炭水化物」という文字を作り、付箋紙にスタンプしていく方法でした。
スタンプ自体は私達が前もって付箋紙にスタンプし、それを調理師の方に渡して使用してもらう方法です。

結構使用したので汚れが目立つ消しゴムはんこ

これが結構好評で、やはり調理師の方の気づかないニーズ(潜在ニーズ)だったようで、すごく喜ばれました。

うれしさを作るプロジェクトX

UX(ユーザー体験)と耳にすると何やら難しく聞こえちゃいますが、対象ユーザーに対しての「うれしさを作るプロジェクトX(UX)」と考えれば、
こういった日々の中でもUXを実践できる場面は沢山あります。
家族に対してや友達に対して小さな事でも実践できれば、UXデザインに対する視野が広がるかなと思いました。

でも紙一重な一面もあり、良かれと思ってやったことが不満や不快に感じる事もありえるので、ちゃんと対象ユーザーの観察やインタビュー等を行った上で「うれしさを作るプロジェクトX(UX)」をする必要があります。

また何か日常で実践したUXデザインがあれば紹介したいと思います!

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