社内の取り組み紹介 – Lexues Lightning Talks
こんにちは、小林です。
レキサスでは毎月「全体会議」をしています。主な目的は、社員から経営陣までがそれぞれの状況や今後の展望などを共有し、双方向に理解を深めることです。経営や各部門の状況共有のほか、プロジェクトの振り返り、LT、月間表彰、業務連絡などがあります。
今回はLTについて、どのような経緯で始めることになったのかをご紹介していきます。
経緯
学習の成果やイベント参加のレポートなど、社内で発表する機会はこれまでもありました。しかし、発表者が偏っていたり、実施頻度が少なかったり、誰が何を発表したのか後から追えなかったりと、少し勿体ないなと感じていました。
当時、私は他社の開発チームをマネジメントするお手伝いをしていたのですが、そちらで社内コミュニティの活性化を目的としてLTを取り入れ、2年目の運営実績と効果がありました。
そこで、社内でも同様に目的や期待効果などを整理し、定期的に取り組めるとよいなと考えたことが、きっかけでした。
概要
発表のテーマやフォーマットは、登壇者に任せることにしました。状況や思考の整理、人前で話す経験がポイントだと考えていたためです。
機会としては毎月の全体会の中で、基本は立候補で場合によって上長から打診としました。
そして、重要になるのが取り組みの名称です。LTだとシンプルすぎるかと思い、Lexuesの「L」をつけて「LLT(Lexues Lightning Talks)」としました。
方針と名称さえ決まれば、あとはお試しでやってみる、です(笑)。「お試し」としたのは、よくわからないまま続けないためで、最低3回(ヶ月)実施して継続判断、としました。
当時定義した方針を載せておきます。ちなみに、ブログのアイキャッチ画像は、方針発表資料の表紙です。
方針
- 月に1度、30分程度の定期実施
- 最低3回は継続
- マネージャー会議で継続/改善/中止を検討
- 発表テーマは基本自由
- 業務知見以外の場合、社と繋がる(可能性含む)内容
- 発表資料はURL共有・アクセス制限が可能なもの
- 発表枠は3名、1人最大10分程度
- 持ち時間内で質疑応答を含む
- 枠や時間は臨機応変に調整
期待
- プロジェクトメンバー以外と会話のきっかけを作る事ができる
- メンバーの業務、スキル、思考を知る
- 誰に何を相談すればよいかを把握する
- 業務のモチベーション維持/向上に繋げるきっかけを作る事ができる
- 新技術の採用、業務効率化の為の実例を知る
- 人事評価指標、評価面談時の実績として活用(継続性&影響度が重要)
- 個人/チーム/会社の成⻑に繋げる事ができる
- 資料準備(自分以外に伝える)で理解を深める
- 人前で説明する際の構成、プレゼンに慣れる
結果
「お試し3ヶ月」で開始してから順調に継続できており、約3年が経過しました。
これまでの主な内容としては、最近の業務内容・学び、趣味や興味関心ごと、出張・イベント参加レポ、社内環境の向上に関する取り組みなど多岐にわたります。
LTを通して、誰がどのようなことに興味があるのか、どのように考えて取り組んでいるのか、その結果をどう捉えているのか、どう伝えられているのか。業務では見られない一面も含め、知るきっかけになっています。
週次や月次での共有の場はありますが、どうしても部門やチームとしての大きな括り・視点での発表が主です。一方LTでは、個人としての視点を主とした発表となるため、ここにはやはり大きな違い、意義があります。
個人視点での発表を、同僚や上司、部下が見聞きすることは、お互いに思考や行動を変化させるきっかけとして有効な取り組みで、当初の「期待」としていた範囲をカバーできていると思います。
展望
これまでの登壇記録を見返してみると、3年間で50件を超える実績がありました。
開始当初は私も登壇していたのですが、最近は学ぶ機会の多い若いメンバーが多めになっていますので、久しぶりにLTしようと思います。
また、実際のLT自体をブログ記事として情報発信できると良いと考えています。
まとめ
社内の取り組みについて、今後も機会があればご紹介していきたいと思います。
具体的な事例・内容も含め情報発信していくことで、これまで以上に弊社のことを知っていただければと思います。