3ヶ月のシリコンバレー赴任を振り返り。
2010年6月9日 水曜日 | その他
こんにちは、先日の社内ファッションチェックで見事お声がかからなかったコーポレートデザイン部の安田です。
さて、今年の3月1日から赴任しておりましたシリコンバレーですが、無事に予定を終えて5月27日の夜、沖縄に戻ってまいりました。今回はこの3ヶ月で感じたことなどを中心に書かせて頂きたいと思います。
まず一番心に焼き付いている、というより叩き込まれたのが「Keep it simple」という考え方。確かにアップルやグーグルといったIT業界をリードしまくる企業のサービスを見ていても納得ですが、向こうではいかに物事をシンプルにできるか、というところに魂を注ぎ込んでいるような気がします。そのモノのコンセプトが分かりやすければ分かりやすいほど、より多くの人たちに受け入れられる確率が高くなるわけですが、一方で考えてみれば、そぎ落とせばそぎ落とすほどそのモノの神髄にあるコンセプトが問われるわけで、実は「シンプル」になることは決して容易なことではないのですね。そのあたりの感じはiPhoneと日本のガラゲーを比べてみるとよくおわかりいただけるかと思います。
また、向こうでは「Networking」と呼ばれていましたが、人と人との新しいつながりをどんどん作り出す風土があります。勉強会などに参加すると必ずそういうNetworking Timeがあり、スポンサーが用意してくれた食事をいただきながら、他の参加者と名刺交換とか、また、そこで盛り上がるとすぐ「じゃ、ランチでもしましょうか」ということになります。
あと、いいなと思ったのが、健康的な日常生活を送ることにみなさんとても高い関心を持っていること。私が暮らしていたアパートにもプールやジムがあったのですが、毎日仕事を6時に終えてプールに行っていたり、もしくはお昼休みにランニングしたり、というスタイルが至極フツーな感じがしました。
そしてアレですね、やっぱりアメリカの合理性は正直羨ましかったです。例えばハイウェイ。朝夕の通勤時間は1台に2人以上乗っている車だけ走れる車線があります。こういう合理性ってどんどん日本でもマネすればいいのにと思いました。
最後に、今回の渡米で一番印象的だったことは、みなさんがガンガン買い物していること。。あれだけ買い物すれば、そりゃ経済も回りますよね。。もしかしたらシリコンバレーはお金持ちが多いからあんなだったのかもしれませんが、噂によればアメリカ人は全然貯金しないそうですし。そんなアメリカの人たちの消費行動を目の当たりにして、なんだかんだと言いつつもやっぱりアメリカは強いよね。。と。
で、今度こそ最後の最後。シリコンバレーのお金持ちが集う「SANTANA ROW」でiPhoneアプリ「BeatMaster Professional Edition」のプロモビデオ?を取ってきましたのでご覧下さい。