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レキサスブログ

Tech Talk #2は2本だて!

みなさま、ciao 宮里です。

突然ですが、ちょろQが、、、勝手にうごいておる!

ちょろQ動く

先日、Tech Talk の第二回を開催いたしました。Tech Talkとは、基本的に社内勉強会でありますが、その目的の一つとして社内活性化のための刺激を注入するという目的もあります。ということで今回は、社外から2名のゲストお呼びし、それぞれプレゼンテーションをしていただきました。

では早速一人目のプレゼンターのご紹介を…とその前に皆様気になっておられるでしょう、冒頭の画像のご説明から先に参りましょう。

この画像中、中央よりやや下方に白くて小さい何かがぽつねんとただならぬ存在感を醸して静止しているようにみえます。それを横で凝視するお方が一人。手元で何やら操作しているのでしょうか。手を上下左右に動かしておりました。

ここで、私が何を言わんとしているかお分かりの方は、ツゥなスマートフォン活用者か、エスパーさんかと存じます。

ええと、すみませんわかりづらくて。。上の画像ではいったい何が起こっているのかといいますと、

「このお方の手元のandroidケータイ+アプリで、ちょろQを自由自在に操作」しています。

※ここでいうちょろQとは、ねじ巻バネで走る方式のちょろQではなくて、専用の赤外線リモコンで操作するタイプのハイスペックなヤツですね。上で「白くて小さい何か」と表現しておりました。

はい、ここで感動された読者の方はきっと無類のガジェット好きに違いない。。

あれ、何言ってるのか全然理解できない、意味わからないですって?

では何が起きているのか、もう少し具体的にお話しますね。

まず、手元のandroidケータイでは、ちょろQリモコンアプリが動作しており、miniUSB端子(充電する時、PCに繋ぐときに使う端子ですね)には赤外線送受信モジュールがついています。そして、ちょろQにも同じく赤外線送受信モジュールが組み込まれています。

で、例えばちょろQを左にうごかしたい!という場合は、

androidケータイを左に傾けます

それをリモコンアプリが感知し、miniUSB端子に取り付けた赤外線送受信モジュールへ信号を伝達します

赤外線送受信モジュールはアプリからもらった信号を適宜ちょろQが理解できる信号に変換して赤外線を飛ばします

その赤外線を感受してちょろQは左へうごきます

もの凄くざっくりですがこういうフローで動作しています。

玄人の方はこちらのリンクよりustreamをご覧下さい。I/Fは異なりますが、基本的な通信部分は同じ仕組みを用いていると思われます。

(個人的にどこが凄いって、正式に公開されているメソッド群を使用せず、adbという主にデバッグ用のコマンドラインツールを用いてリモコン機能を実現しておられる点が凄いです。さらに言いますと、ちょろQが反応する赤外線プロトコルを解析して、32bitのPICでそのプロトコルをエミュレートして通信をしておられるところです。)

さぁ皆様どうでしょうか、凄さが伝わりましたでしょうか…

伝わった、と信じてはおりますが、実は動画もございますので、興味のある方はこちら(youtube)を見るとだいぶイメージが湧くかと思います。

こちらのリモコンちょろQアプリを披露して下さいました、鈴木氏は有限会社エムジーウェーブの社長さんでいらして、普段は可視光通信用の基盤、LSIの設計、組み込みandroidなどを専門としておられます。androidに関しては、ほぼ全て独学で学んで来られたそうです。私も見習いたいです。

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話かわりまして、Tech Talk #2 2つめのお題はADOC

作業療法士、というリハビリが必要な患者さんのサポートを行う職業の方たちがいます。その作業療法士さんと患者さんの双方が気持ちよく、効果的なリハビリを進めるためのiPadアプリをレキサスで作成いたしました。

そのリリースが7月中旬でしたので、社内へ向けてお披露目の意味も兼ねて、リハビリの現場で働いておられる 安謝福祉複合施設 作業療法士 上江洲さま にお越し頂き、どのような患者さんがおり、どのような使われ方をしているのか、実際のところを教えていただきました。

以前、私はこんな記事を書いたのですが、上江洲さまのプレゼンは、その記事の中で私が考えた事は間違っていないのだろうと思わせてくれるような内容でした。アプリを作る側は、それを使ってくれるユーザがいてこそ成り立つし、そのユーザが使うことをイメージして作るべきなのだと、改めて実感しました。

最後に、ADOCの紹介PVをば。

映画の予告編のようでとてもわくわくするプロモーションビデオですね! そんなわくわくを与えられるようなアプリを作れるように、これからも精進します。

ではではみなさま、次のTech Talkでまたお会いしましょう!

この記事のライター

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