DC分散 (データセンターの分散配置)
2006年12月1日 金曜日 | その他
ビジネスデザイン部の田口です。
今iDC事業の展開を考えているところです。
やはりキーワードは沖縄。
単純なメニューだけだと、やはり近くにあるDCの方が、
便利に決まっています。
それでもなお、
遠隔地沖縄のデータセンターを利用してもらうには、
それなりの付加価値が必要です。
技術力が高い。
料金が安い。
オリジナルサービスメニュー。
その土地でしか出来ないことがある。
その社員、社風に魅力がある。
・・・などなど。
これまでは、今の背景も考えてみて、
沖縄の地に適しているのはバックアップセンター、
というのが、一番違和感なく感じていました。
でも、ただのバックアップセンターだと、
普段は誰も注目しなくて、高い高い保険、、、
出番が来るのは、災害時。。
だったら、ただのバックアップだともったいないので、
いっそのこと、そこからもサービスを提供しては?
と、考えています。
つまり、データセンターの分散配置というイメージです。
東京のDCをマスターDC
沖縄のDCをスレーブDC
として、その両方でサービスを提供します。
やり方は、ざっくりと2通り。
(1) 専用のハードウェアを使う。
(2) レプリケーションやステージングなどからの同期
(1)製品を使えば、やりやすいとは思いますが、
出来れば(2)で、コストを下げて実現したいところ。
ただし、(2)の場合、同期が遅れることを、
想定しておく必要があるので、
同期が1分1秒遅れても大丈夫なサービスに限られます。
でも、1分1秒程度遅れても、ランニングコストが大幅に下がるならばOK。
という場合も多い気がするので、
そういったサービスには向いているのではないでしょうか。
例えば、自治体のサイト。
災害時には、その情報を提供するのに必要だと思いますし、
かつ、情報が更新される頻度もそれほど高くなさそうです。
ニュース系もどうかな?
CMSを使ってそうなので、記事は事前にUPしてる?
と、仮定すれば、出来る可能性はあるかもです。
でも、当然(2)の方が、高い技術力や運営力が必要です。
#(1)も必要ですが、製品に商用に頼れる分、
#しっかりしたサポートもついていると思うので。
サポート契約のない、無償のオープンソースに
慣れているところだと良さそうかな?
その代わり、エンドユーザーに向けた告知も必要ですが。。
DNSのキャッシュクリアに関することとか、、。
データセンターの分散配置
ミラーリング
バックアップを眠らせておくだけではなく、
同時にスレーブとしてサービスを提供しちゃう。
ここは引き続き、検討してみたいところです。