LEXUES BLOG

レキサスブログ

鏡が丘特別支援学校で、教育支援計画アプリ「ADOC-S(エードック・エス」のセミナーを開催しました。

こんにちは、マーケティング担当の徳嶺です。

今年9月にリリースした教育支援計画書アプリ「ADOC-S(エードック・エス)」の説明会を、沖縄県立鏡が丘特別支援学校で実施いたしました。
鏡が丘特別支援学校は、ADOC-Sのリリース前からヒアリングにご協力していただいた学校です。今回は、校内研修のひとつとしてADOC-Sの説明会を実施させていただきました。

kagamigaoka

プレゼンターは、ADOC-Sを共同開発した作業療法士の仲間知穂先生です。仲間先生は、約5年間に渡り学校向けに巡回相談をしてきました。いわば、教育のコンサルタントです。その巡回相談での経験から生まれたのがADOC-Sです。

ADOC-Sが生まれた背景

初めての子育て

作業療法士である仲間先生が、巡回相談を始めたのは自身のお子さんがきっかけでした。お子さんが小さいころ、突然、保育園に呼ばれて「お母さんはお子さんの問題に気づかないんですか?」と言われたそうです。

初めての子育てで右も左も分からない中、突然、学校の先生から「自分の子供に問題がある」と突きつけられ、とてもショックを受けたそうです。このように子供のことで苦しんでいる保護者も多いはずだと思いました。

作業療法の考えを学校の巡回相談へ

作業療法士は、人ができずにいることを、周りの環境を整えながらできることを増やすことが仕事です。作業療法士として、母としてなにかできることはないか?そう考えて、学校を訪問する巡回相談を始めました。当初は「先生の考え方を変えよう」と活動していたそうなのですが、ある先生との出会いで考えが変わったそうです。それからは、「教員や保護者が届けたい教育を届けられる環境をつくること」を目指して、巡回相談を続けてきました。

教員と保護者が連携した目標や計画を立てるには?

連携の難しさ

家庭訪問や三者面談、教育相談は、保護者や教員、専門家が連携した教育計画を立てるうえでとても重要です。しかし、いざ面談の場面になるとなにを話していいのか分からなかったり、それぞれが持っている経験値や知識が違っていていい事がいいずらかったり、なかなかうまくコミュニケーションがとれません。そのため、面談が「課題」の言い合いになってしまい、お互いにフラストレーションがたまってしまうことが多いそうです。

イラストが先生と保護者の共通言語になる

ADOC-Sには、68枚の活動イラストが表示させています。活動イラストを指差しながら面談をすることで「そういえば、お買い物をお家で練習しているんですよ」とか「学校でも、時間を守れるようになりました」といったように子供のできることに焦点をあてることができます。

活動イラストは、印刷して利用できるPaper版を無料で提供しています。
ADOC-Sの無料Paper版はこちらからダウンロードしてください。

2013-07-04 13 32 57

また、教育では子供にかかわる人たちが連携することも大切です。保護者、教員、専門家がチームとなって子供を支援するために、「どのような目的で、現在の取り組みがあるのか」「どのような将来を描いているか」をお互いに共有して、チームで子供と向き合います。

ADOC-Sを使った面談の流れ

ADOC-Sは、三者面談や家庭訪問といった面談の場面で使います。ADOC-Sに表示されたイラストをみながら、教員、保護者、専門家が大切だと思う事を投票しながら、相談していきます。

リリースしてから、ADOC-Sについて、このようにじっくり説明する会は初めてだったのですこし不安だったのですが、約80名の先生方に参加していただきました。ありがとうございました!今後も学会や勉強会などでお話させていただく予定です。ADOC-Sについてご要望・ご質問があれば、どうぞお気軽にお問い合わせください。

教育支援計画アプリADOC-Sに関するお問い合わせ

メール:adoc@lexues.co.jp
お電話:098-921-3800 (担当:徳嶺あかり)

ADOC-Sについては下記の記事もご参照ください。
2013年9月20日投稿
ADOC-Sが沖縄タイムスと琉球新報で紹介されました!
2013年9月18日投稿
みんなで作る教育支援計画アプリ「ADOC-S」をリリースしました。
2013年9月18日投稿
みんなで作る教育支援計画アプリ【ADOC-S】が近日リリースされます。

この記事のライター

みなさまからのご連絡をお待ちしております。

CONTACT US