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サイトマップなどで俯瞰すると安心だ

この数年気になっているのですが、『情報を俯瞰して把握するための「サイトマップ」や「シナリオ」がない』という場面が以前より多くなった気がします。

なぜ多くなったのかも結構気になりますが、今回それは置いておいて、「サイトマップなどで俯瞰すると安心だよ」という、ウェブ制作現場におけるディレクターの立場にいる方や、これからディレクターになろうとされている方にちょっと有益な話をします。

目次

  • 「サイトマップ」がない場面とは
  • なぜ俯瞰図があったほうが良いのか
  • それが無くても画面はできるんじゃない?
  • 分かっててもなかなか出来ない場合は

「サイトマップ」がない場面とは

『情報を俯瞰して把握するための「サイトマップ」や「シナリオ」がない』というのはどういうことかと言うと、

  • 案件をご依頼いただく際に、画面イメージはあるがサイトマップがない

とか、

  • 画面フローを検討する際に、1画面ずつ具体的に作り込まれてしまいワイヤーフレームが並んだような状態になってしまう

ということを言っています。

クライアント側において、Webシステムを検討される際に画面イメージが先行するようなことはよくあるでしょうし、「サイトマップをつくる」という考え自体が無いと思うのでそれはしようがないと思います。

一方で、Web制作の現場において、そのような「俯瞰図」が無い状態で、いきなり具体的な画面イメージや機能が作り込まれてしまうことは避けたいところです。

なぜ俯瞰図があったほうが良いのか

結論としては、

「全体の目的に対して、どういう位置づけのことを検討しているのか」を把握しながら進めると、全体の辻褄が合いやすいということです。

Webサイトやアプリというものは、個々の細かい情報が集まってできている集合体であり、ある目的へ導くための装置でもあります。ある画面のレイアウトの検討において「どのような情報をどう並べて、どこへ導こうか」と考えているかと思いますが、その際に、

  • 今検討している画面の前後左右上下にはどのような情報があるのか?
  • どのような文脈でそのページを読んでいるのか?

ということを意識できないと、全体の目的に合わないところへ導いてしまうことになります。サイト内のあらゆるページにおいて、「ここからどこへ導くのか?」といったことを意識するにあたっては全体図があると分かりやすいということですね。

それが無くても画面はできるんじゃない?

できます。

辻褄が合ってなくても画面は作れますし、もしくは頭の中で必死に合わせればそれでも出来ますが、大変ですよね。

自分ひとりの意識の中においても「全体」と「詳細」の辻褄を必死に合わせる必要がありますし、複数人が関わるプロジェクトにおいてはなおさらです。「デザイナーが作成したナビゲーションの順番が完成したら変わっていた。だから完成してからもう一回並び順を検討することになった」なんていう考えたくもない話がたまにあったりします。

サッカーに例えてみると、「俯瞰した視点が無い」ということは、試合において戦略がないような状態でしょうか。みんなが引いてカウンターを狙っているのに、一人だけ攻め込んでいたら、パスが回ってこなくなりますし監督に嫌われます。全体との辻褄が合わないので流れが切れてしまって孤立することになります。仮に全員が別の戦略を多い浮かべてたとしたら、、、。ボールがゴールまで運ばれる気がしないですよね。一見してサッカーをしている状態にはなるけども、点を取るのがすごい大変になるということです。。

分かっててもなかなか出来ない場合は

Web制作のディレクターになろうなんて考える方はだいたい作ることが好きなんだと思いますが、作るのが好きな方はだいたい細かく作り込むことを好みます。まあ、楽しいですよね。

楽しくて細かいところを先にどんどん作って→あとで全体との整合性をとる、という順番になりがちなんですが、もうそれでもいいと思います。

ただ、全体図の「タタキ」だけ先に作っておきましょう。そして細かいところを作りながらタタキにメモしながら進めていくのはどうでしょうか。

そのタタキさえもないと、

  • ほかにどういう情報があるのかを忘れてしまう。
  • いま検討していることに関連して、いいアイデアを思いついたけど忘れてしまう。
  • とにかく忘れて、、、、。

ということになります。

間違ってても、ものすごいラフでも構いません。「全体」を意識できるメモを一旦つくることで、画面にも集中できるようにようになります。途中で、「メモがある程度カタチになってきてる」ということに気づいて心が軽くなると思います。集中して細かく作り込んでいくのは、楽しさがある一方で不安にもなりますからね。細かく集中するためにも不安を取り除くメモを用意しておけばいいわけです。メモした後思いっきり作り込んで楽しみましょう。

この「俯瞰すると安心だ」ということは生活においていろんな場面で同じことが言えますが、癖をつけて実行するとよいと思います。自分もよくありますが、ある事柄について話そうと思ってたのに話がどんどん枝葉に分かれていって、あれ?何話そうとしてたんだっけ?と迷子になって戻れなくなる状態も似たような状況です。話しながら「結論はここに戻らないとなー」と意識できるとすっきりと伝えることができるはずです。サイト制作においてはサイトマップが「戻る場所」になるので、それによって「一旦、全体を考える」ということを癖をつけるようにすると良いと思います。

当たり前のことだと思いますが、なかなか出来ない場面もよくあるのであらためて記事にしてみました。レッツ俯瞰。張り切って参りましょう。

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