タスク分解の勉強会しました〜スクラムマスターから学ぶ仕事の進め方〜
2020年9月4日 金曜日 | LEXUES
本記事は弊社noteにも掲載しています。
タスク分解の勉強会しました〜スクラムマスターから学ぶ仕事の進め方〜
こんにちは、レキサス新卒のまこつです。
弊社では、スクラム開発で新規サービスの開発を行なうレキラボでの学びや気づきなどをオープン社内報として共有しています。よろしくお願いします。
前回はgitのcommitのまとめ方などの技術的なことについて同期のアベルが記事にしました。
今回はスクラムマスターの小林さんから学んだ仕事の進め方についてまとめていきます!
タスクの分解はうまくできていますか?
私は、あまり得意な方ではありません。最近読んだ記事でも”ふわっとした曖昧なタスク”を扱いやすく、理解しやすい形に分解し、整形できる人は実はあまりいなく貴重であるという記事を読みました。そして、まさに私も意識しないといけないことです笑
そこで、プロジェクトマネージャー(以下PM)としてもエンジニアとしても経験豊富でレキラボでもスクラムマスターとして関わっている小林さんからどのような点を意識してプロジェクトのマネジメントしているのか、そして特に、タスクをどう分解し、優先順位付けしているのかを学ぶ勉強会を開催しました。
(すごいざっくりとしたタイトル笑。小林さん引き受けていただき感謝です)
プロジェクトや仕事をする上で大切な視点をたくさん共有してもらったので、今回はその中から特に印象的だったことをまとめました!
主に、①現状をきちんと把握すること、②見積もりを行う理由、③優先順位の付け方を中心に伝えてもらいました。
現状をきちんと把握すること
イメージの付かないタスクの勉強会というのが、既にイメージのつきづらいくくりだったなって勉強会が始まって気付いたのですが、小林さんのPMの経験をもとに答えてくれました
具体的には、プロジェクトの途中からPMとして参加する場合にどう選択し、行動したかをお話ししてくれました。
最初に、現状分析することの重要さについてです。
小林さんはプロジェクトにPMとして途中から参加する場合などには、ひたすらそのプロジェクトに関する情報を集めて自分の中で溢れさせます。
ドキュメントになっているものはひたすら読み漁り、ドキュメントがないものに関してはSlackでの会話やソースコードの形で読みこみます。そして自分の中でそれらの情報を整理して、それでもわからないことはそれを知っている人に確認をします。
現状を分析する中で、プロジェクト全体の流れや課題が見えてきます。そして、それぞれのメンバーの想いや、何を課題として感じているのかを理解して、その中である程度の仮説を持ちつつ見えてきたものを確認して確定したり、間違いがあれば考えを修正します。
そうして現状をきちんと理解した上で、現状の改善に取り組みます。
その話をきいて、私はレキラボで新しいタスクに取り組む前に、そのタスクの全体像を描き、その上で打ち手を考えるという時間が少なかったと感じまいした。
最近やっと、タスクに着手する前に①マインドマップを描き、理解していることとわからないこと、不安なことを可視化する。②そして、それらをグルーピングする。③最後に優先順位をつけてて取り組むようにする、などを意識するようにして作業効率が上がってきました(こちらも小林さんメソッドです笑)。
ただ、どうしても作業に没頭していると途中で自分がどこにいるのかわからなくなるので、意識的に現状を確認し打ち手を決めていこうと思いました。
タスクの見積もりを行う理由
次に、チーム全体の課題でもある、タスクの見積もりの精度を高める方法についてお聞きしました。
レキラボでのスクラム開発は、各タスクにストーリポイント(以下SP)を振り分け、SP単位でタスクの見積もりをします。SPの重さはプロジェクトを通じて同じです。
例えば、プロジェクトのはじめに「ログイン画面の実装」のタスクをSP1として見積もるとします。その他のタスクに関しては、そのタスクと比較して同等の重さであればSP1を付け、二倍の労力がかかるのであれば、SP2を付けます。そして、チーム全体で各期間に消化できるSP量と個人が消化できるSP量をもとに、達成可能なタスクをそれぞれに割り当てます。
時間でなくSPを基準としてタスクの見積もりをしているのには理由があるのですが、それはまたの機会でまとめていきます。
そして、今回相談したのは、そのSPの見積もりが難しく、1ポイントの重さのタスクだと思ったのが2くらいの作業量がかかり、その他のタスクを圧迫することも多々あります。逆に3だと思ったら、意外とすんなり終わり2くらいの作業量だったりすることについてです。
SPの見積もりの精度は、そのまま計画立案の精度にも繋がります。
そのため、どのように見積もりの精度を高くすることができるかをお聞きしました。そこでは不安の量を数値化してSPの見積もりに加えたり、タスクをいくつかのサブタスクにわけ、それぞれにポイントをふって見積もるなどいくつかのやり方を教えてもらいました。
しかし、そもそもなぜタスクの見積もりをするのかという話が大変学びになりました。
タスクを見積もる一番の理由は、期間内にできることを把握するためであり、そのためにはまず見積もりができるレベルでそのタスクを理解している必要があります。逆に見積もりができないのであれば、そのタスクを理解していないということです。
タスクを見積もり過程で自分のタスクへの理解度を高めること、また、タスクの見積もりができないのであれば色々なところから情報を引っ張ってきて見積もりを可能にすることが、タスクの見積もりの精度を高めるよりも重要であると言っていました。
確かに、とりあえずこれくらいかなってSPを振っているものの、そのタスクの完了条件が曖昧なまま取り組んで、後に完了条件からずれていることがあります。
タスクの見積もりをなぜするのか、どのレベルでイメージができているのかを意識して今後は取り組んでいきます。
トレードオフがある中での優先順位の付け方
現状分析をし、きちんとタスクを理解し見積もることは非常に重要です。しかし、時にはその上で優先順位の付け方でぬまにハマることがあります。優先順位がコロコロ変わったりしては一貫した作業はできません。
そこで、優先順位の付け方についてお聞きしました。
小林さんからは、優先順位には、多くの場合トレードオフがあり、例えば期日を優先するか、機能を優先するかの軸がある。そして、もちろん両方大事なのですが、どちらかを選択しなければならない場合、どちらを選ぶべきかを先に確認しておく必要がありますということを共有してもらいました。
例えば、レキラボにおいては、機能の優先順位はユーザーストーリの中で評価が最高のものに取り組んでいます。
評価が最高のものとは一連の流れが確認するための必要最低限の機能を優先度最高として、まずはそちらの機能の実装を優先的に完了させています。
それ以降の機能に関してはスケジュールと調整しながら取り組むべきか、取り組むとしたらどのタイミングで取り組むかを決めています。
私は、優先順位に関するお話をきて、レキラボでの優先順位の決め方や、レキラボでトレードオフが発生した際に何を重要視しているのかを確認していると後の選択スムーズになりかつ、選択の一貫性を確保できると思いました。
その他、色々な学びがあったのですが、今回は特に印象に残った三つをまとめました。
最後に
レキラボでは、技術的なことから、仕事の仕方まで日々色々なことを学ばせてもらっています。まだまだできないことの方が多いですが、少しづつできることが増えてきてすごい嬉しいです。
今後も、レキラボでの学びを発信していきます。最後まで読んでいただきありがとうございます。
レキサス、レキラボを今後ともよろしくお願いします。