「Okinawa SDGs プロジェクト(OSP)カンファレンス vol.2」に参加してきました!
こんにちは。
株式会社レキサスの2020年新入社員のアベルです。
2020年9月18日に開催された
「Okinawa SDGs プロジェクト(以下、「OSP」)カンファレンス vol.2」に参加してきました。
「OSPカンファレンス」の詳細については、企画運営を担当している
「株式会社琉球新報社」様と「株式会社うむさんラボ(Umusun Lab. Inc.)」様の
公式ホームページをご覧ください。
2030年のゴールを目指して「Okinawa SDGs プロジェクト」始動!
わたし自身、持続可能な社会の実現に興味があり、参加できて、嬉しく思います。
赤土問題
OSPカンファレンスvol.2では、
「赤土問題」をテーマに、各現場からの課題や取り組みを聞くことができました。
県農林水産部の照屋 将行さんは、赤土等流出源の約8割が農地ということもあり、農地での取組が重要であると指摘。農地での取組を推進するために、市町村協議会の継続な活動、農業環境コーディネーター活動の周知、赤土問題の周知が必要であると考え、「サンフラワープロジェクト」「ドネーションポスター」「もっちん募金箱」「テレビCMによる普及啓発」などの取り組みを実施しております。
糸満市赤土等流出防止対策地域協議会の金城 奨さんは、赤土等流出により、農村環境、営農や施設管理等の色々な面で問題が多発している現状を報告。「マルチング」や「グリーンベルト植栽」の流出防止対策、「説明会」「パネル展示・VR体験」の普及啓発活動、などに取り組んでいる一方、農家個人が営農するうえで行う流出防止対策の費用や、労働力面等様々な負担が大きいという課題があります。
恩納村赤土等流出防止対策地域協議会の桐野 龍さんは、赤土等の流出により、アーサーが駄目になったり、サンゴ卵の漂着阻害、オニヒトデの大量発生という視覚的に見えにくい被害があることを報告。「マルチング」や「有機物の投入」の流出対策、「葉がら梱包の有効利用」などの営農対策、「ベチバーしめ縄」や「Honey&Coral Project」などの持続的流出対策の創造などに取り組んでいます。
上記の活動資金が、ほとんど助成金に依存しているため、継続的な活動がしづらい現状があります。
話を聞いて感じたこと
助成金でしか水環境を維持できない仕組みを変えるにはどうすればいいのか考えてみましたが、、、
正直、いいアイディアは思いつきませんでした。
「ブランド化」、「3Dプリンター活用」といったキーワードは出てきますが、土壌・農業に対する知識のインプットを行った上で、実際の現場にいかないと、本質的な問題点の把握はできないのかなと思いました。
次の個人的なアクションとして、「2020年以内に、現場に行って、肌で問題を感じよう」にしようと思います。
参考資料
サンフラワープロジェクト
沖縄県 農林水産部 営農支援課 農業環境班 「赤土等流出に関する営農対策について」
糸満氏赤土等流出防止対策地域協議会 農業コーディネーター「令和2年度 SDGs講演会 赤土等流出防止対策活動報告」
恩納村農業環境コーディネーター 桐野 龍「恩納村「サンゴの村宣言」赤土等流出防止対策」