LEXUES BLOG

レキサスブログ

質と量にまつわる考察など

こんにちは、ビジネスデザイン部の安田です。

さて、RSSというしくみができてからというもの、自分が興味ある情報を効率的に収集することが非常に簡単にできるようになりました。ということで、私はこのところ完全にRSS地獄にはまっているのですが、う~ん、ちょっと情報過多といいますか、情報、情報、情報だらけで正直おなかいっぱい。。。

とはいえ、このギョーカイで働く者として、いつも最新情報に触れておく必要はありますし、また、「質は量からしか生まれない」とも云いますしね。この「大量の情報に接する」ことは、プロとして避けられないことなのだろうと思います。

ですが、一方で、情報が多すぎるのもどうかなという気もしないではないんですよね。。 例えば、このところ日本の音楽業界では沖縄出身の歌手やバンドの活躍がめざましく、実際、その実力も確かなものがあります。しかし実は沖縄県内に住んでいるのと東京に住んでいるのでは、接することができる音楽情報量には雲泥の差が。レンタルCDショップの品揃えはいうまでもなく、有名アーティストのライブも多くないですし、楽器屋さんの数も非常に限られています。

ということで、引き続き音楽の分野で考えてみますと、いくら有名ミュージシャンのライブや教則ビデオ、CDなどをたくさん観て聴いて良い音楽情報に接しても、それだけでは音楽性が向上することはないんですよね。じゃあどうすればいいのかというと、例えば、ひとりのミュージシャンのプレイを徹底的に分析する。その人のプレイスタイルはもちろん、その人がなぜそのコードでその音を弾いたのか、まで想像しつつ、片っ端から演奏をコピーしてみる。。なんていうことに腰を据えてじっくりと取り組んでいると、いつの間にかそこに自分の持ち味もブレンドされて、オリジナルスタイルが確立されてくる、といった流れかなと思います。

その論理をそのままIT業界にあてはめることは難しいのかもしれませんが、日々とめどなくリリースされる情報に流されることなく、例えば、ひとつのモノ、コト、ジャンル、業界などにトコトンこだわりをもって取り組んでみる。そうすることで、他とは何か違う、キラリと光るオリジナルなサービスを創ることができるかもしれません。

キーワード:

この記事のライター

みなさまからのご連絡をお待ちしております。

CONTACT US