こんにちは、安田です。今日は沖縄さっむいですね。

さて、去る12月8日(火)に沖縄産業支援センターで行われたセミナー「クラウド時代の人材育成」に参加してきましたので、当日のスライドをいくつか抜粋してレポートさせて頂きたいと思います。

セミナー概要

日時：2015年12月8日(火) 14:00～16:00
会場：沖縄産業支援センター　中ホール（312号室）
定員：80名
講師：山谷 正己
米国Just Skill, Inc.社長。名桜大学・客員教授
日本アイビーエムを経て，米国IBM，米国Amdahlにて仮想計算機（VM）システムの開発に従事。その後，独立してシリコンバレーに同社を設立。最新ITビジネスのコンサルティング，トレーニングに専念。日米のIT業界における交流が広い。月刊誌IT Leaders（インプレス社刊）に「シリコンバレー最前線」を連載中。
【主要著書】
ファイル編成入門，仮想記憶システム入門，仮想計算機システム，図解SaaSのすべて（以上，オーム社），仮想計算機（共立出版），マルチメディアリテラシー（訳書，アイテック）など。

セミナーレポート

今回シリコンバレーから沖縄に来ていただいた米国Just Skill, Inc.の山谷社長。今回は前半が「シリコンバレーの最新トレンド」、そして後半は「シリコンバレー流人材活用法」についてレクチャー頂きました。

iPhoneが出た後からのApple社の伸びがハンパないですね。。ちゃんとしたクラウドサービスをやれていない老舗企業の苦戦も目立ちます。。Intelは今後IoTのチップで勝負でしょうか。

必要なときに必要な人を「呼ぶ」＝オンデマンドエコノミーがものすごく伸びています。UBERに対しては競合する既存の企業が裁判を起こすと言っているようですが、これだけ資金があれば負けそうにない。。

SaaSやIaaS、PaaSだけかと思ったら、いまやこんなに(笑)

パッケージ販売スタイルだったAdobe社もクラウド対応に成功。いまや売上の半分がサブスクリションビジネスに。

世界のクラウド市場の成長予測。2020年には現在の5倍に。

2005年と2015年との比較。2005年にはまだスマートフォンが世の中になく、クラウドコンピューティングという言葉もなかったんですよね。

多くの米国企業が、これまでの業種業態とは異なる分野に参入しています。

シリコンバレーでは「ハリウッドを見習え」と言われている。つまりピラミッド構造の組織体系ではなく、プロジェクトが立ち上がるごとにプロフェッショナルたちを集めてチームを組み、プロジェクトが終われば解散、というスタイルです。

アメリカのIT技術者のうち、40%はインド人とのこと。また、ヨーロッパに流入するITエンジニアの中にはギリシャを出た人たちも数多くいるようです。

アメリカのIT企業ではインターンシップを活用した人材獲得が盛んだそうです。

IT業界で世界を変えた人たち、実はその多くが若者。

世界を変えた発明も、実は多くが若者によるもの。

スティーブジョブズさんの、人材採用についての考え方です。逆に考えると、これができれば「Smart」と言われる社員になれるんでしょうね。

いまやITにも感性が必要な時代。（これこそレキサスがいうところの「ハートフルテクノロジー」じゃないでしょうか！？）

実はアインシュタインはヴァイオリンを弾いていたし、本田宗一郎さんも絵を描いていたのです。

これからは一生勉強し続ける時代。数ある学習サイトでもお勧めは「Coursera」。もちろん英語での講義ですが、ヒアリングスピードの調整が可能なのはここだけだそうです。

ピータードラッガーさんは1997年の時点ですでに「オンライン教育の普及で大学は生き残れなくなる」と言っていました。

これからしばらくはどう転んでもIoT。

ということで、今回の山谷さんのセミナーのスライド（全117ページ）はこちらのスライドシェアにもアップされていますので、ぜひご覧下さい。

なお、山谷さんは「IT Leaders」という雑誌でもシリコンバレーのトピックを連載レポートしています。併せてぜひご覧下さい。

IT Leaders「シリコンバレー最前線」