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日本マイクロソフト テクニカルカンファレンス「de:code2017」参加してきました!(1/5)

こんにちは、レキサスの孤高の通信兵 Akira Tsumuraです。普段は東京オフィスと自宅と秋葉原の路地裏を往復しています。

さて、2017.05.23-24に開催された、日本マイクロソフトのテクニカルカンファレンス「de:code 2017」に参加してきましたので、5回に分けてレポートを書きたいと思います。
今回はDay0(DevelopperDevelopers Summit code your future)レポートしたいと思います。

Devsum

シリーズナビゲーション

1回目 – Day0:Developper Summit code for future
2回目 – Day1:KeyNote
3回目 – Day1:Session Report
4回目 – Day2:Session Report
5回目 – Day2:Session Report & EXPO

de:codeとは?

「de:code」(読:デコード2017)日本で開催される、マイクロソフト社の最新技術を紹介する技術カンファレンスです。参加は有償で、一般で参加する場合は8万円(税別)を支払う必要があります。毎年5月に開催され、今年で4回目になります。今年は2,100人以上のエンジニアがエントリーしました。
また今回は、ちょうど2週間前にアメリカで開催されたBuild 2017(カンファレンスで紹介された技術が、直後にビルドして試せることからその名になったらしい)の最新の情報も多く紹介されました。

自腹で参加することの意義

今回、de:codeには自腹で参加しました。事前に業務調整がついた事が一つの要因ではありますが、自身へのインプットは会社に期待しない(=自分のお金や時間を使ってインプットする)が僕のスタンスです。よって、旅費・宿泊費・イベント参加費など込みで10万円ほどの出費となりました。
しかし、それらの支出はわずか1日で元を取れるでしょう。それくらい、レベルの高い濃密なインプットを得る事ができます。
あらゆるトレーニングや製品の購入もそうですが、「自分のお金や時間を投資した事柄」は、おおよその場合自分の血肉になります。

de:code2017アプリ

今回よりde:code2017アプリがiOS、Android、Windows(Desktop/Tablet/Phone)向けに提供されています。これにより、de:codeへのエントリーから自身の受講予定の管理やイベント進行に関するプッシュ通知、およびアンケート送信まで、1アプリケーションで行うことができました。遅い言い方をすれば「ペーパーレス」ですが、このアプリケーションはXamarin.Form、Unity、Microsoft Azureといった技術で構成されており、複数のプラットフォームがほぼ1コードで開発されています。よって、今まで「Xamarinって松屋の新メニューか何かだよね」とか言っていた自分も、直接アプリケーションという形で恩恵を受ける事ができ、これも楽しかった要因の1つでした。

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Day0 – Developers Summit code your future

翔泳社様開催のデベロッパーサミットが、Day0(05.21夜)に開催されました。de:codeの事前登録も同時に行われ、翌日はスムーズに待機列に並ぶことができました。

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キーノートセッションでは、現在の日本のエンジニアリングで先端を行く、Cerevo岩佐氏、mplusplus藤本氏、meleap新木氏の3人のキーマンが、自社の製品をアピールしつつ、エンジニアリングに求められるものについてディスカッションしました。

いずれのデモも面白く衝撃的でしたが、デモで一番印象に残ったのは、meleap社HADOのデモビデオでしょう。「この中で、かめはめ波を撃ったことがある人、居ますか?」この質問が一番面白かったです。(笑)
また、ディスカッションを総合すると、「求められるのはエッヂの技術ではなく、ぶっとんだ目的」ということでした。コンピュータを使う人・事に総合して言えることですが、コンピュータはあくまで問題解決手段であり、目的がなければただのゴミでしかありません。(苦笑)
例えばHADOの場合、iPhoneとiPodの組み合わせで、MR(Mixed Realty)を実現し、より簡単に手に入り、簡単に集中できて楽しいプロダクトを作ることに特化されています。まだmplusplusさんの場合、新たなるダンスパフォーマンスに対し必要な技術を順に実装していっており、現在は1人のダンサーあたり5,000個ものカラーLEDを1モジュールで制御し、同時に100人以上のダンサーと音楽の同期も完璧に行っているそうです。最後にCerevoさんの場合、サイコパスのドミネータもそうですが、その後1/8サイズタチコマの本物が紹介されました。やはりただのタチコマではなく(笑)、攻殻機動隊本編であった並列化(=個体で学習結果を持つのではなく、複数個体で共有する事)を、クラウドを用いて実際に実装した事に大きな意義があったと思います。

その後、ホール内で複数に分かれセッションがなされたのですが、HADOのセッションを観に行きました。現在のeスポーツのシステムを1つ入れるのに数千万円掛かるところを、HADOでは僅か150万円に抑えられているそうです。その為に、より汎用的なデバイス(今回はiPhone・iPad)を用いており、必要に応じてハードの自作もなされており、よりローコストかつ面白いeスポーツを展開したい、とのことでした。

さーて、次回の津村さんは?

津村です。「ドトールコーヒーにFreeWifiあるよ」と聞いてアクティベートして行ってみたら、電波がつかめず、結果としてタブレットの3G(HSDPA)で通信している今日この頃です。(苦笑)
さて、次回はde:code Day1 キーノートセッションについてお届けしようと思います。
キーノートセッションはレベル100(一般的な技術レベル)であり、3時間半に渡りマイクロソフトのあらゆる最新技術のオーバービューの紹介、およびデモンストレーションが行われました。Windowsに纏わる事柄をはじめ、HoloLensの開発責任者Alexによるプレゼンテーションや、Deep Learning(機械学習)、AI(Azure Cognitive Service)、SQL Server 2017によるGPUサポートおよびR・Pythonによるデータストアサイドでの解析サポート、Azure Cosmos DB、PowerPointによるリアルタイム翻訳といった数々の技術が紹介されており、さすがに僕もおなか一杯です。(笑)

んっがっぐっぐ!!!

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