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日本マイクロソフト テクニカルカンファレンス「de:code2017」参加してきました!(3/5)

こんにちは、レキサスの孤高の通信兵 Akira Tsumuraです。最近は仕事用のWindows10タブレットNifMOのSIMを挿してどこでも仕事が出来るようになったのですが、1記事の投稿に約0.2GBの通信が必要な事が分かり、公衆Wi-Fiと電源の充実している喫茶店を探しています。。。地元ドトールさん頑張れ!!!
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さて、2017.05.23-24に開催された、日本マイクロソフトのテクニカルカンファレンス「de:code 2017」に参加してきましたので、5回に分けてレポートを書きたいと思います。
今回はDay1の参加した2つのセッションをレポートしたいと思います。

シリーズナビゲーション

1回目 – Day0:Developper Summit code for future
2回目 – Day1:KeyNote
3回目 – Day1:Session Report
4回目 – Day2:Session Report
5回目 – Day2:Session Report & EXPO

ようこそ、ネットワークの反則技!?、閉域SIMの世界へ

スポンサーセッション、LS06

登壇者

アジュールパワー株式会社 待鳥 博志氏、佐藤 和氏

オーバービュー

閉域SIM(Power SIM for Mobile)を用いることで、インターネットに依存せず安心して閉域ネットワークを構築し、オンプレミスやクラウドへ接続することにより、より確実かつ安心して業務を行う事ができます。本セッションでは、実際にアジュールパワー社が提供している閉域SIMと、Express Routeを用いて、Windows PhoneからのActive Directory認証およびRemote DesktopによるVDI環境へのログインがデモされました。
https://azurepower.co.jp/archives/distinations/closednetwork

受講した感想

閉域SIMと聴いてすぐに頭を過ったのが「NTTコミュケーションズか、ソラコムか、さくらインターネット(さくらのIoT)か」でした。さくらインターネット社がモデムチップの関係でソフトバンクの網を使っている以外は、基本的にどこのMVNOもNTTドコモの通信網を使っているのが現状です。
アジュールパワー社はMicrosoft Azureとの閉域SIMを販売されており、はじめて耳にしました。予想通りNTTドコモ系でした。商品の特性上、個人で導入するには些か敷居が高いのが現状なのと、個人ユースにはマッチしない事もあり、個人での導入はまだ先だとは思いますが、例えばレジの売上データやクレジットカードの決済情報などの取り扱いにはとても向いていると思います。これにより、よりフレキシブルな回線活用が出来ると感じました。
アジュールパワー社さんにはとても興味があるので、機会があれば一度ご挨拶したいです。(どうでしょう!?>アジュールパワーさん)

日本企業の生産性を根本から改善する8つの習慣とその事例

スペシャルセッション、SP05、Level 200

登壇者

ロッシェル・カップ氏- ジャパン・インターカルチュラル・コンサルティング 社長

http://www.japanintercultural.com/ja/

牛尾 剛氏 – マイクロソフト DevOpsエバンジェリスト
メソッド屋のブログ

http://simplearchitect.hatenablog.com/

オーバービュー

すべての業種・サービスでは、今後ハードウェアではなく、競争力のあるソフトウェアが不可欠です。
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しかし、それらを開発するITプロフェッショナルに対し、日本の企業は重要視をせず、世界的に低い待遇である事が現状です。
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また、別のあるデータではAgileやDevOpsといった文化の導入に対し、日本は非常に難易度が高い事が示されています。
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これらの結果として、日本は米国とくらべ6割程度の生産性に留まっているデータもあります。
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独自に曲解して発展した「和-gile」から抜け出し、日本独自の文化に対し西洋の文化を選択的にインストールすることで、よりAgileやDevOpsの導入難度が下がり、生産性のアップや、現場の生産性を改善するソフトウェアを担当するITプロフェッショナルに対する待遇のアップが期待できます。
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受講した感想

最初に、ロッシェルさん・牛尾さんともにとてもユニークかつ濃厚であり、このエントリだけではインプットを飲み込み切れませんでした。その為、僕のOneNoteのメモはとても大事な宝物です。それくらい、解釈が追い付かないほど濃密なセッションであり、とても自分にとって有用なセッションでした。
まず、以下の3つのエントリをご覧頂きたいです。これは、このセッションを受けた後、会場で先行販売されたロッシェル・カップ氏の著書を読み込み、僕がアウトプットした結果です。

書籍レビュー:日本企業がシリコンバレーのスピードを身につけるhttp://blog.mikalab.info/archives/15933488.html
書籍レビュー:日本企業の社員は、なぜこんなにもモチベーションが低いのか?/ロッシェル・カップhttp://blog.mikalab.info/archives/16206833.html

津村がきちんとMicrosoft To-Doを使ったら、結果としてアウトプットが伸びた話
http://tech.lexues.co.jp/archives/2507

実際、このセッションをベースに自分自身のワークスタイルに徐々にAgileを導入していったことで、生産性は徐々にアップしており、併せて自分自身心理的にも肉体的にも「楽」ができているのが実情です。もしかすると、これまでのワークスタイルに対し「悔い改めなさい」、そう言われているのかも知れません(僕はクリスチャンではありませんが・苦笑)。
実際に有償のコースへの参加や、DevOpsチームと交流をした訳ではないので、あくまでこのセッションをキッカケとしたアウトプットである事を前提とした上で、これらは日本のITエンジニアと取り巻く環境に対し、とても絶大な効果をもたらす事柄と感じました。
(もしこれらの事に興味がある、もしくは津村にインプットしてみたいAgile先駆者の方がいらっしゃいましたら、ぜひレキサスまでご一報ください。美味しいお茶でも飲みながらお話ししましょう。)
https://www.lexues.co.jp/contact/

さーて、次回の津村さんは?

津村です。世の中はINTEROP 2017や#システム屋限定会談2017などで盛り上がっておりますが、過去にあるRAID BOXから死んだディスクを挿しなおしてリビルドしたら、結果としてRAIDが直った経験から、あまりRAIDを信頼していない今日この頃です。自分のシステムでは唯一Beyond RAIDが動いているだけで、RAIDは使用していません…(あれもDebian上に独自実装したファイルシステムだったりしますが…)。そんなワケで、Azure Blob Storageがストレージの作りとしては一番好きです。ストレージ側がNTFSやXFSといったファイルシステムと連動し、効率的にセクタの管理を行うあたりが大好きです!
ちなみにNVMe PCIe SSDも個人的に使っていますが、あれはあれで良いものとは思います。先日試しにNVMe SSDにWindows XPの仮想ディスクを置いて起動したところ、とても安定して動作が速いXPになりました!(もちろんネットワークには繋げていませんよ!!!)

さて、次回もde:code で聴講したセッションについてお届けしようと思います。次回はDay2の4セッションおよびEXPOの展示についてもお届けできればと思います。(意地でも5回に収める!!!・笑)

・ダウンタイムを最小に!-Azureにおける障害/災害に耐えうるアーキテクチャ設計のポイント-
・Active DirectoryのDR対策~天災/人災/サイバー攻撃、その時あたなのIT基盤は利用継続できますか?~
・『ダサいはバグだ!』を実践するモノづくり
・セキュリティマニアックス ~侵入。ダメ。ゼッタイ。~
・・・の4本です!

リリースは6/12(月) 10:00AMの予定です。
来週もお楽しみに!・・・んっがっぐっぐ!!!

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