『暇がないとは気がないことよ。参る気がありゃ暇もある。』
大昔、私が10代後半のころ、この言葉に出会いました。

その頃はいろいろあって俗にいう苦学生だったんですね。お金も無く、頼る肉親も無く、ありがたいのは、周囲で支えてくれた友人や先生や大人たちがいたこと。何とか崩れ落ちないように踏ん張っていたころでした。自分の人生を良くも悪くもするのも自分だし、将来家庭を持ったとき愛する家族を守れる自分になれるかどうかも自分次第ってことで、漠然と大きなプレッシャーと不安に包まれていたと思います。

そんな時、何かに救いを求めてむさぼるように本を読みまくっていたのですが、誰かの言葉として書かれたこの言葉が、その時の自分に刺さったんでしょうね。

金はないけど、時間とカラダはあるわけだから、一時も無駄にしないで過ごそうと。

バイトも勉強も遊びも、全部本気でやっちゃう。　寝る時間を惜しんでやっていたら、最長4日間も寝ないで過ごしていたということも。そんな自分を見て当時の友だちたちは笑って接してくれていました。

自分のキャパや器を広げるために、人生一時は無茶に突っ走るときも必要かなー、って今振返ると思います。

あ、でも今の歳になって無茶はしないし、できないっすよ。
一度参っちゃったら立ち直るのにすごい時間のかかる歳ですからー（笑

ただ『暇がない』とは言わないようにしています。

決して参るまでやることはオススメしません。健康第一です！

沖縄に来て、そろそろ7年目に突入します。
どんなに忙しくても、すぐそこにメリハリ付けられる大自然があるというこの環境にあらためて感謝です。ちょっとした空白の時間がプライベートを充実させてくれます。ワークライフバランスが保っていられるのも沖縄という環境があるからこそ。

すべての出会いや取り巻く環境に感謝して、これからも等身大で頑張っていきます。

/Akira Yamazaki